勇気をくれる
少年はいじめっ子を3発殴り停学に:母親は学校への手紙を公開する
いじめは精神的、肉体的暴力です。でも、学校のなかで「いじめ」という暴力が行われても「喧嘩両成敗」という曖昧な対応で濁されることがほとんど。教師や教育関係者は、被害者を守り、加害者を正すべきなのに、手をこまねいているのが現状なのです。
少なくとも親は、子どもがいじめに遭っているときは子どもに寄り添ってあげるべきです。
米ミズーリ州スプリングフィールドの母親アリソン・デイヴィスは、学校がやらなかったことを息子のドリューのためにやりました。それは「味方になること」
ドリューは最近、クラスメートを殴ったという理由で5日間の停学処分を受けました。もちろん、殴るというのは決していいことではありません。しかし、この行為には深刻な背景がありました。アリソンは学校の管理者に宛てた手紙をフェイスブックに公開しています。
「私の息子は、もう何年も彼をいじめつづけてきた少年を殴ったという理由で、5日間の停学処分を受けたばかりです。
親として、暴力に訴えた息子を叱るべきなのでしょうが、私はそうするつもりはありません。
学校は何年もドリューを裏切ってきました。このいじめっ子とその子分がドリューを殴ると脅し続けても、学校は何もしませんでした。
その子が廊下でドリューの後を追いかけて、殴ると脅し、馬鹿にしている一部始終がビデオが撮られていたのに、学校は何もしませんでした。
他のクラスメイトが、この少年がドリューを脅していると先生や学校の管理者に伝えても、学校は何もしませんでした。
この少年がソーシャルメディアで息子をいじめ始め、ボイスメッセージやテキストメッセージで息子を脅しても、学校は何もしませんでした。
何度も何度もドリューをいじめてきたこのいじめっ子を学校は一度も罰することはありませんでした。
ドリューは学校の廊下を歩くのが怖くなりました。いじめっ子とその子分たちがどこまでもついてきて、彼をなじり、脅したからです。
大人たちは彼の話を聞かず、何もしてくれなかったので、彼は大人に相談するのをやめました。
私は学年の始めに学校に長いメールを書き、何とかしてほしいと懇願しました。
学校管理者の解決策は?彼女は、ドリューとこの少年にお互いに接触しないことを約束する「契約書」に署名させたのです。本気ですか?
ドリューと同じように、私も学校側に希望を託すのをあきらめました。
今回、この少年がスクールバスでドリューをいじめ、ドリューの父親を愚弄し、ドリューの11歳の弟ジャクソンを脅したとき、ドリューは自分で何かしようと決心しました。
ドリューから3発のパンチを受けた後、この少年は赤ん坊のように叫び、彼の子分たちは黙りこみました。その朝、いじめっ子はドリューの方を見る勇気もなかったそうです。
問題解決!」
いじめがあることを訴え続けてきたアリソンとドリュー。もしいずれかの時点で、学校が効果的に介入していじめを止めていれば・・・そう思わずにはいられません。
確かに暴力は解決策にはなりません。暴力を肯定することに抵抗を覚える人もいるでしょう。でも、学校や加害者の親が事前に適切な対応をしていれば、ドリューは殴りかかることはなかったでしょう。
この母親の投稿について、皆さんはどう思われますか?
出典: lovewhatmatters
プレビュー画像: Instagram/allisondavis4sg
