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おもしろ・びっくり

顔も好みも似ていると思ったら?!親友の父はなんと自分の父親だったことがわかった32歳

深い絆を感じ、家族に言えない秘密を打ち明けることもできる親友はかけがえのない存在。そんな親友同士はよく似ていることが多いようです。実際、ある研究によれば、人は無意識のうちに遺伝的に似ている相手を友人に選ぶ傾向があるそう。そんな研究結果を裏付けるような驚きのニュースが伝えられています。

米フィラデルフィア出身のアシュリー(左)とラトヤ(右)は、17年間にわたって友情を育んできたまさにベストフレンド。

現在32歳のアシュリーと30歳のラトヤは、10代の頃に出会い、それ以来、ずっと仲良しの大親友です。頻繁に会っているにもかかわらず、電話でも毎日のように話しているそう。顔だけでなく、髪型や服の好みも似ているので、双子や姉妹に間違えられることもしばしば。そんな二人が実は血のつながった姉妹であることが分かったというのです。

アシュリーは15歳のときに、自分を育ててくれた男性が実の父親ではないことを初めて知りました。母親は本当の父親が誰なのかを娘に教えないまま、早くに亡くなっています。

そんなアシュリーの出生の秘密が明らかになる発端となったのが2020年1月のラトヤの婚約パーティーでした。アシュリーはパーティーの写真を何枚かフェイスブックに公開します。そのなかに、花嫁となるラトヤが父ケニーと一緒に写っている写真がありました。

ほどなく亡き母の旧友から、アシュリーに連絡が入ります。「あなたとケニーの娘が親友だったなんて!」 どうやらアシュリーの母とケニーは、若い頃、知り合いだったようでした。

アシュリーはその偶然に驚き、親友にそのニュースを伝えます。ラトヤが父親にアシュリーの母親の写真を見せると、ケニーは驚愕の事実に気がつきます。アシュリーの母親は、ケニーが10代の頃に短い間付き合っていた女性だったのです。別れた後、2人は一度も会っていませんでした。

それを聞いたラトヤはある疑念を抱きます。彼女は父とアシュリーにDNA鑑定をするように頼み、二人は承諾。その結果はすべての疑問を払拭するものでした。ケニーはアシュリーの実父だったのです。

この結果に家族全員が驚きましたが、誰よりもアシュリーにとっては大きな衝撃でした。2児の母であるアシュリーは「信じられなかった」と振り返ります。「最初の2、3日は眠れませんでした。何度も会っていたこの人が自分の父親だったなんて。まったくわからなかった…」

ケニーはアシュリーの母親から妊娠について何も知らされていませんでした。でも、娘の親友であるアシュリーのことは以前から可愛がっており、車のトラブルを直すなど手助けをしていました。

結局、アシュリーとラトヤが出会ってから異母姉妹であることが発見されまでには、17年もの歳月とちょっとした偶然が必要だったのです。

アシュリーの「新しい」父親となったケニーは、思いがけなく家族が増えたことを心から喜んでいます。「あの子が私の娘で嬉しいよ」と49歳のケニー。「私だけでなく、みんなが家族が増えたことを喜んでいるよ。アシュリーは私のことを 『ビッグ・ケニー』と呼んでいたけど、今は『パパ』と呼んでくれるんだ」と笑顔を見せます。

この大発見があっても、2人の親友の絆は以前と変わりません。

「もともとアシュリーの息子たちは私の甥のような存在でした。変わったことといえば、自分たちを姉妹と呼べるようになったことだけ」とラトヤ。

信じられないような話ですね。何度も双子や姉妹に間違えられていた二人。でも、実は間違えた人の勘が正しかったと言うわけです。何よりも驚きなのは、何も知らない2人がお互いを発見し、惹かれ合い、その絆を長年維持してきたこと。

そして家族が増えたことを一番喜んでいるのはアシュリーの息子たちかもしれません。2人の息子には突然おじいちゃんが増えたのです。おじいちゃんは何人いても足りませんからね。

 

プレビュー画像: ©Facebook/Swahili World