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【奇跡のストーリー】母親を介護してくれた看護助手の正体を知って男性は涙した

ある日、アメリカのジョージア州に住むクリス・ライトは家族と車で教会に向かっていました。途中、雨の中、ガソリン缶を持って歩いている女性がいました。車を止めて話を聞くと、女性は車が動かなくなったけれど、500円程度しか持っていないためスタンドを探して歩いているとのこと。

クリスは教会に家族を降ろした後、女性のところに戻りました。そして、彼女をガソリンスタンドまで連れて行き、ガソリン代を支払い、財布に入っていたすべてのお金を渡して立ち去りました。

「彼女はお金を必要としていると思ったんです。財布にあったお金を渡すと彼女は泣きだしました。その時点で僕にできることはそれだけだったから」とクリス。このとき、クリスはこの出会いが運命的なものになるとは知る由もありませんでした。

それから3年後、クリスの母親ジュディがパーキンソン病になりました。病状は悪化し、ジュディに介護が必要になりました。ジュディの介護をお願いしていた数人の看護助士のなかでも特に献身的だったのがトゥンデ・ヘクターという名の看護助手でした。

ある日、トゥンデはクリスと家族にこんな話をしました。数年前、車が動かなくなり、雨の中で立ち往生していた彼女をスタンドまで連れて行き、ガソリン代を支払っただけでなく、財布の中身をすべて渡してくれた心優しい男性がいたのだと。

話を聞いたクリスは思わず、「それは僕だよ!」と告げました。二人は思わず泣き出しました。まさに奇跡の再会でした。彼が彼女を助け、その数年後に彼女が彼の母親の世話をしていたのです。

Youtube/Carmen Wright

クリスの母ジュディが亡くなったのは、トゥンデの誕生日でした。トゥンデは誕生日のお祝いを中止し、ライト一家に寄り添いました。その頃にはライト一家にとってトゥンデは家族の一員のようになっていたのです。彼らは苦しい時期に献身的に助けてくれたトゥンデに、今度は自分たちが何かできないかと考えました。

ライト一家はひそかにクラウドファンディングを立ち上げました。看護助手だったトゥンデが看護学校に通うために必要な授業料1000ドル(約10万円)を集めることが目標です。クラウドファンディングを募るページで彼らは、トゥンデと彼らがどのようにして出会い、そして彼女がいかに優しく、愛情深く母を介護してくれたのかを人々に伝えました。

Youtube/Carmen Wright

この話に感動した人々から、わずか1週間で3万ドル(約300万円)を超える寄付が集まりました。この動画ではトゥンデが最初の寄付を小切手で受け取ったときの喜びと驚きを見ることができます。

誠実さと優しさが積み重なり、つながって道が開けていくものなんですね。看護師になるというトゥンデの夢が叶うよう応援しています!

フィーチャー画像: ©️facebook.com/Rontunde Hector