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初詣で補聴器を落としてしまった男の子を救ったのは…

みなさんは今年の元旦には何をしていましたか?

ひょっとしたら近くの神社に、初詣に行ったなんて人もいるのではないでしょうか。

元旦の神社は、多くの人々が初詣に訪れるため大きな賑わいを見せます。そんな中で、落とし物をしてしまったら、もう見つかるはずもないと絶望的な気分になってしまうのではないでしょうか。

それがとっても重要なものだったとしたら、なおのことです。

今回紹介するある方も、深い絶望を感じていたかもしれません。Twitterユーザーのまよい@取引アカ(@mayoi_torihiki)さんは、初詣に訪れた神社の中で、息子が耳につけていたはずの人工内耳(補聴器)がなくなっている事に気がついたのです。きっと、どこかに落としてしまったに違いありません。

Twitter@mayoi_torihiki

人工内耳(補聴器)は、聴覚にハンディキャップを抱える人にとって自分の体の一部と言っても過言ではないほど重要なもの。また、保険適応外のため大変高価で、もし買い換えるとしたら大きな金銭的負担になってしまいます。

けれどもそこは元旦で混み合う神社。落とした補聴器を見つけられる望みなど、あまりにも薄かったのです。途方に暮れていたまよいさん。するとその様子を見た20歳前後の3〜4人の男性グループが近づいてきました。そして、驚くような行為に出たのです。

実際にまよいさんのツイートをご覧ください。

なんということでしょう!

その若者たち、並んでいた出店の列を抜けて、補聴器を探す手助けをしてくれたと言うのです!

最終的に、補聴器を見つけ出すことができたまよいさん。その時は気が動転してろくにお礼を言うこともできませんでしたが、後になって、「助けてくれたお礼がしたい」という気持ちが湧き上がってきました。

そこでTwitterで、感謝の気持ちを込めて、ことの顛末をツイートしたのです。助けてくれたあの若者たちが、きっと読んでくれることを信じて。

このエピソードを読んだTwitterの人々は、通りすがりの若者たちが取った優しい行動に賞賛のコメントを送りました。

Twitterの人々も、この投稿が優しい若者たちの元に届いてほしいと思ったのでしょうか。現在までで投稿には20万ものいいね!がつき、そして10万回もリツイートされており、ひょっとするともう助けてくれた若者たちの目に触れているかもしれません。

まよいさんは、必ずしも助けてくれた若者たちに名乗り出てほしい、と思っているわけではありません。ただ、感謝の気持ちが届いてくれれば、それが本望であるとコメントで語っています。

いかがでしたか?

通りすがりの若い男性たちが見せてくれた、優しい気持ち。

元旦は、「良い年になりますように」と誰もが願う日です。しかしその願いがその日のうちに叶うなんて、まよいさん親子は想像もしていなかったでしょう。優しさの連鎖が、どこまでも続いてくことを願ってやみません。

プレビュー画像: ©Twitter/mayoi_torihiki