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【今の10代が知らない】一昔前のちょっと不便な日常生活あるある16

科学技術の目覚ましい進歩によって、ここ100年ほどで私たちの生活は大きく様変わりしました。とくにインターネットや携帯電話の普及など、情報技術の急速な発展による情報化社会の進展は、私たちのライフスタイルを大きく変えつつあります。

公衆電話の前に並ぶ人、テレフォンカードやウォークマン…20年、30年前には当たり前だった光景や定番グッズが今となっては過去のものと成り果てています。

2000年代以降に生まれたナウなヤングは知らない、一昔前の日常風景あるあるシリーズを16例。今回はドイツ版あるあるを紹介します。

↓ スーパーモデルを意識した細眉、シャギーの入ったメッシュヘア、スモーキーアイズ、微妙なデザインのキャミソール…90年代後半の攻め系女子ファッションです。ドアのロック部分が飛び出る車がいい具合に時代を感じさせる画像です。

©Pixabay/Victoria_Borodinova

1. 真夏のドライブ: 一昔前のヨーロッパの一般的な車にはエアコン機能が搭載されたないのが普通でした。熱い夏のドライブは窓をクルクル回す手動で開けて全開して走行するのがお約束でした。日本に比べるとエアコンの普及も遅かったため、90年代でもエアコンなしの車はごく普通だったそう。

2. ストリーミング再生などない: もちろん現在でも多くの人がテレビを視聴していますが、一昔前は見たい番組は放映中にしか見ることができません。現在のようにメディアライブラリーに保存された番組を再生して視聴することなどできないので、うっかり見逃したり、熾烈な番組争いが繰り広げられたりしていました。

3. 想像力を鍛えられるビデオゲーム: ビデオゲームの画像がよりリアルで写実的になったのは90年代後半。それまでは多くのビデオゲームはピクセル風な画像で、プレイヤーが臨場感を持ってゲームを楽しむには多少なりとも想像力が必要でした。また、今のように最新のヒット作がインターネットで手軽にダウンロードすることはできず、待望のゲーム発売日には店頭にゲーマーたちが並ぶのもお馴染みの光景でした。

©Pixabay/RobinLe

4. チケット購入のために並ぶ: コンサートチケットをネットで買う代わりに、当時はチケット売り場に並びました。

5. パソコンは家族でシェア : 90年後半、インターネットの浸透ともに各家庭でパソコンが普及し始めます。しかし、当時は1家に1台、もしくはせいぜい2台。現在のように各自が専用のノートパソコンを持つなんてことは珍しく、家族皆でシェアするのが一般的でした。

6. うっかりして大事なビデオや録画が消える: お気に入りの番組を録画しようとして、結婚式のビデオやお宝録画をうっかり消してしまった…そんなうっかりミスによる悲劇も、デジタル技術の進歩と共に過去のものへとなりました。

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7. 店舗が閉まるのがやたら早い: 日本でも80年台にはデパートは6時代に閉館、毎週休館日があるなんてのも普通でしたが、ドイツはさらに店舗の営業時間が短かったようです。1989年までは法律により平日は午前7時(朝早ッ!)から午後6時30分まで、土曜は午後2時までしか営業が許されておらず、土曜の午後7時以降にスーパーで買い物できるようになったのは2000年代に入ってからです。ちなみに、ドイツでは日曜日は基本的に今でも特定の店舗や指定された週を覗き、営業は認められていません。

8. カメラを持っておでかけ: 現在のようにカメラ機能が搭載されたスマホや携帯のない時代、お出かけや旅行の必須アイテムといえばカメラ。思い出作りにカメラとフィルムを持参することは常識でした。

9. 空のCDやフロッピーデスクを探す: お気に入りの音楽を焼いたり、データを保存するために空のCDやフロッピーデスクを探す(ついでにホコリがついてないか、フーフー息を吹きかける)…大容量ハードディスクやオンラインストレージに保存するだけでいい現在とは大きく異なる点ですね。

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10. 引越しや転勤で消息が途絶える: 引越しや転勤、進学などで級友や元同僚と消息が途絶える…今でもありがちなことではありますが、一昔前はよくあることでした。現在ではほとんどの人がSNSアカウントを持っており、気軽に連絡を取り合ったり、アカウントをチェックして近況を知ることができます。

11. 携帯?そんなものはない: 携帯やスマホのない時代。連絡を取り合うには家電(固定電話)にかけるしか方法はありませんでした。テレフォンカードや小銭を握り締め公衆電話から電話するのも、今となって懐かしい定番の光景でした。

12. 調べ物をするのも楽じゃない: インターネットが普及する以前、今のように調べ物をするには百科事典を調べたり、図書館で資料を探したり、専門家の著書を開いたり…なかなかに時間と手間がかかりました。ササッとネットで「ググる」ことのできる現在は、知りたいことも秒で検索することができます。

13. 待ち合わせの土壇場変更は不可!: 携帯が浸透する以前、90年代までは待ち合わせは事前に決めて予定すべきものであり、直前の急な時間や場所変更はお互いに連絡を取り合うことができる場合を除いて不可能でした。今のように「ごめん、30分くらい遅れるからどこかで時間潰しておいて。着いたら連絡するわ」なんて便利な変更は、一昔前にはできなかったのです。

©Pixabay/StartupStockPhotos

14. うっかり友人や家族の誕生日を忘れる: もちろん、今でも忘れがちではありますが、Facebookやスマートフォンのデジタルカレンダーのおかげで、事前に告知を受け取ることができるようになりました。

15. レンタルビデオで映画鑑賞: ストリーミングサービスが始まる前は、映画は基本的にレンタルビデオ店で借りるか、テレビのロードショーなどで見るくらいしか選択肢がありませんでした。週末前にレンタルビデオで見たい映画を借りることができるかは運次第。人気の新作映画だと在庫がなくてガッカリ…なんてこともありがちでした。

16. 誰からの電話か家族にバレバレ: 携帯が普及する以前、90年代半ば以前は電話をするとなると家電オンリー。「〇〇さんからよ」と誰かからの電話を家族から引き継ぐ…初彼や初彼女ができる年頃の少年少女にとっては、誰からの電話か家族にバレバレのこの家電システム。きっと恥ずかしい思いもしたことでしょう。

©Pixabay/PublicDomainPictures

一昔前は当たり前だった「ナウなヤングは知らない、かつての日常風景あるある」16例。覚えている人も多いのではないでしょうか。それにしても、こうして振り返ってみると、本当に便利な世の中になりましたね…

プレビュー画像: ©Pixabay/Victoria_Borodinova ©Pixabay/RobinLe