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ハイキング中に怪我した74歳の女性はヘリに救助された。しかし「助かった」と思った瞬間起こったことに心の底からゾッとした
テレビのバラエティ番組などでよく見かける救助劇。危ない場所に一人取り残された子供や老人…でもどんな危険な状況であろうと、レスキュー隊が駆けつけてくれたならもう安心。間一髪のところでことなきを得る、というのがお決まりのパターンです。
しかし今回アメリカのアリゾナ州フェニックスで起きた出来事は、シナリオ通りには運びませんでした。
そんな出来事に遭遇してしまったのは、74歳の高齢ハイカーの女性でした。ピエステワ・ピークという山で転倒した際に顔に大けがをしてしまい、一刻も早い処置を受けるため、救助隊のヘリで運ばれはじめた女性でしたが…
何が起きたか、実際の動画をご覧ください。
【アメリカ】ハイキングで負傷した74歳の女性、救助ヘリに救出されるも担架が回転し死にかける – https://t.co/14FWGsfuBR pic.twitter.com/7aUSDgZqxK
— Re:file(リファイル) (@gbbbsjp) June 5, 2019
えぇ…猛烈に回転している…
ストレッチャーに乗せられた女性は宙吊りのまま、クルクルと激しい回転をさせられてしまったのです…ただでさえ怪我をしているのに…!
回転は空中停止中のヘリの回転翼から生じる乱気流で引き起こされたようです。ヘリコプターの乗組員はロープがねじ切れるのを防ぐため、ストレッチャーをいったん下げて回転を止めようとしたものの、再びストレッチャーを上げるとふたたび回転が起こり、もっと早く回り始めます。
この激しい回転、一向におさまらないまま、ヘリコプターは病院へ向かっていったそう。あまりの高速スピンに見ているこっちまで酔いそうになります。
ハイカーの女性は目と頭が腫れ、耳から出血するなどのけがを負ってしまいました。その後この女性は脊髄を損傷し3000万円を超える医療費が掛かったと主張して、フェニックス市に対して約2億2000万円の損害賠償を求めて訴えを起こし、裁判の行方が現在注目されている状況です。
まさに「泣きっ面に蜂」という諺を地で行ってしまうような出来事…女性の健康状態が良くなることを願うばかりです。