アンビリーバボー
中国のシェフが20分前に切り落とされた猛毒コブラの生首に襲われる
皆さんはヘビを食べたことがありますか?
日本ではヘビを食べる習慣はないので、ヘビを食べるというと不気味な感じがしますが、ヘビ肉の味は鶏肉に似ており、栄養価も高く、世界の多くの地域で珍味として食されています。
また、意外かもしれませんが、毒のある蛇でも食べることができます。ただし調理は専門家が行う必要があります。
今回、そんな蛇料理をめぐって、ヘビの生命力の強さに驚愕する事件が起こりました。
事件が起きたのは、中国南部の広東省佛山市。その日、高級レストランの料理人パンファンさんは、スープ料理を作るため、蛇をさばいていました。
彼は蛇の首を切り落とし、体を切り刻みました。約20分後、食べられない部分をゴミ箱に捨てようとした時に悲劇が起こります。
この日、妻の誕生日を祝うために来ていた客はその時の様子をこう語っています。「厨房から悲鳴が聞こえてきたんです。でも、何があったのかは分かりませんでした」
なんと20分も前に切断された蛇の生首が、ゴミ箱に入れようとしたパンファンさんの手をガブリと噛んだのです。パンさんの同僚はすぐに救急車を呼びました。しかし、時すでに遅し。
パンさんを噛んだのは猛毒のインドシナドクハキコブラでした。インドシナドクハキコブラに噛まれると、神経毒で呼吸器系が麻痺し、あっという間に窒息死してしまうのです。救急隊員が到着した時にはすでにパンファンさんは息絶えていました。
爬虫類の専門家によると、蛇は頭部を切り離されても1時間くらいは反射的な反応が残っているそうです。頭部を切り落とされたヘビが動くことは珍しくなく、今回の事件のように反射的に噛み付かれることも稀にあるということ。
日本にも毒のある蛇は生息しています。蛇をみかけたときは無闇に刺激を与えないようにしましょう。
出典: dailymail
プレビュー画像: © Facebook/The Laotian Times