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時代に忘れられた廃墟に魅せられた都市探検家の写真
都市の廃墟をめぐる「都市探検(アーバン・エクスプロレーション)」が静かなブームです。観光旅行や人の多い場所を嫌う探検家たちは、もう使われていない建物や荒れ果てた遺物を探し出し、そこに足を踏み入れる喜びに魅了されています。
写真家のタマス・パタキも滅びゆく廃墟の美しさに魅せられた都市探検家の一人。時代に忘れ去られた建物を訪れ、その神秘的な静けさを写真に収めています。時間だけが止まったおとぎ話の舞台のような幻想的で不気味な作品をご堪能ください。
1. 神秘的なブルー
礼拝堂に青い光が満ちる教会。地下に続く階段はどこにつながっているのでしょうか。
2. 幽霊たちが祈りを捧げる教会
チェコ、プラハの東にあるルコヴァー村の聖ジョージ教会。14世紀に建てられたこの教会では、白い布をかぶった幽霊たちが礼拝堂のベンチを埋め尽くしています。この幽霊たち、実は廃墟に魅せられたアーティストが作った彫像。
3. 繊細なモチーフが施された壁面
部屋の奥にあるのは祭壇?それともステージ?華やかな雰囲気の集会所
4. 光だけは変わらず差し込む
上階から太陽光が美しく差し込むようにデザインされた優美な階段。
5. 栄華の跡
窓はやぶれ、床は朽ちていますが、天井や壁の装飾はまだ美しく保たれています。
6. ツタにのみこまれていく小さな教会
かわいい小さな教会の廃墟。かつてここに集まっていた人々の余韻を残しながら自然に還っていくのでしょう。
7. 朽ちていく線路
この森をかつては列車が走っていたのですね。今では木々の間を駆け抜けるのは風だけ。自然が人工物を侵食していく様子には不思議な魅力があります。
8. 時間のとまった部屋
カーテン越しの光と窓の外の緑の眩しさが、荒廃した室内と対照的。
9. 今は誰もいなくなった
中庭のある古い壮大な集合住宅の跡地。たくさんの家族が生活していたのでしょうね。
10. 時代の色
バロック様式の高い天井には、当時のままのパステルカラーと繊細な装飾が今も残っています。
11. 工場跡地
ガラス張りのドームの下に何層も重なったフロア。かつてここで何が作られていたのでしょうか。とても豪華な設計の工場です。
12. 廃墟と落書き
廃墟となった部屋に落書き。退廃的な雰囲気を醸し出しています。
13. 驚きの収納力
古い工場の壁一面収納、すごい収納力!『千と千尋の神隠し』の油屋の引き出しもこんな感じでしたね。
14. 儚いブルー
ブルーの壁と大きな窓からの光が幻想的。かつてこのブルーを愛した人が住んでいた時代を想像して、不思議な気持ちになります。
15. 鳥肌が…
魔法陣のような不気味な模様が描かれたエントランス。呪文を唱えると何かが出てきそうです
写真だけでも、かつての時代を想像して不思議な気持ちに襲われます。時間が止まった世界に実際に足を踏み入れるのはどんな気持ちなのでしょう。
廃墟マニアの方はこちらの記事もご覧ください。
プレビュー画像: ©Instagram/citromviasz ©Instagram/citromviasz