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アンビリーバボー

フィクションを超える!世界史仰天エピソード

事実は小説より奇なり、と言われるように、史実のなかには映画や小説に出てきてもなんらおかしくない出来事がたくさんあります。

この記事では、世界の歴史のなかから、現実だとは信じ難いような仰天エピソードをご紹介していきましょう。

1. 最期の言葉がそれ?

フランスのファブラス侯爵トマ・ド・マイは、フランス革命期に逮捕され、1790年に絞首台での死刑を宣告されました。刑吏が死刑執行の令状を読み上げたあとの彼の最期の言葉は「(令状)にスペルミスが3つあったよ…」でした。

2. 助けていただいたワニです!

1989年、コスタリカの漁師チトは川辺で左目を撃たれて重傷を負ったワニを見つけました。チトはそのワニを「ポチョ」と名づけ、6ヵ月間献身的に看病した後、川に戻します。しかし、翌朝、目を覚ますと、ポチョは彼の家に戻っていました。これがチトとポチョの友情のはじまりでした。

その後、森の中の秘密の池でひっそりと暮らしていたチトとポチョ。2000年に体長5メートルのポチョとチトが一緒に泳いでいるところが撮影され、二人の特別な友情が世に知られることになりました。すっかりチトに懐いているポチョはたくさんの観光客を集める人気者に。ポチョは2013年に病気で他界しました。

3. 波乱万丈すぎる人生

リチャード・ノリス・ウィリアムズ(1891-1968)は、タイタニック号の沈没事故の生存者です。救助されるまでの6時間、氷のように冷たい水につかっていたため、船医は足の切断手術を勧めましたが、彼は断ります。アメリカに到着したリチャードは完全に回復し、1920年にウィンブルドンで行われたテニス全米選手権で優勝しました。

4. 大切な一歩

ヘレン・ケラー(1880-1968)は、聴力と視力を失いながらも、1904年にマサチューセッツ州ケンブリッジにある名門ラドクリフ大学で盲ろう者として初めて大学から学士号を取得しました。

5. 長寿記録の老婦人

インド北部のパンナ・タイガー・リザーブに住む象のヴァツァラは、おそらく世界最高齢のゾウです。100歳を超えると考えられていますが、正確な出生記録はありません。この老齢の雌象は今では目が見えませんが、自身の鼻や群れのメンバーの助けを借りて道を探しながら歩けます。現在は医師によって世話をされているそうです。

6. まさに蛇の道は蛇

米フロリダ州ではビルマニシキヘビが問題になっています。動物園から逃げ出したり、飼育に手を焼いた飼育員に捨てられた個体が猛烈な勢いで増殖し、在来種に壊滅的な被害を与えているのです。手を焼いた政府は2016年にニシキヘビ捕獲コンテストを開催しましたが、約1,000人の参加者が1カ月かけて捕まえたのはわずかに106匹。

そこで白羽の矢を立てられたのが、古代からヘビの捕獲や収集を職業としてきたインドのイルラと呼ばれる人々。たった2人のハンターがフロリダにやってきて、わずかな期間で、体長5メートルの個体を含む27匹のビルマニシキヘビを捕獲し、フロリダ当局を感嘆させました。

7. 大物同士の駆け引き

1996年、「香港三大賊王」の一人であり、香港の悪名高いギャング張子強は、大富豪の李嘉誠の長男である李沢鉅(ビクター・リー)を誘拐し、身代金を要求しました。「超人」の異名を持つ李嘉誠は冷静沈着に対応し、張子強に言われた額の身代金をあっさりと用意し、「これだけ現金があるなら、うちの会社の株券を買えばい。善人になるチャンスだ」と誘拐犯に諭しました。そして、約束を守り、警察にも通報しませんでした。

この事件で張子強は総額10億3800万香港ドルという莫大な金を一度は手にしましたが、後に逮捕され、死刑判決を受け、1998年に処刑されました。張子強の逮捕でこの誘拐も発覚。この事件で支払われた身代金の金額は、ギネス世界記録に認定されました。

10. 文通で育まれた愛

15世紀、スペイン君主の末娘キャサリン・オブ・アラゴンはわずか3歳でイングランドの王位継承者アーサー王子と婚約。二人の共通語はラテン語。婚約期間中はずっとラテン語で文通し、愛を育みました。キャサリンが14歳のとき、2人は初対面を果たし、結婚しますが、習得していたラテン語の発音が違っていたため、最初はうまく会話できませんでした。2人は結婚しますが、翌年アーサーは病死してしまいます。

11. 偶然は偶然のまま

ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)とは、ある事象の発生頻度が特定の期間中に高かった場合、その後、その事象の発生確率が低くなる(または高くなる)と信じてしまうという誤った考えを指します。英語でこの事象が「モンテカルロの誤謬(Monte Carlo fallacy)」と呼ばれるのは、1913年8月18日、モンテカルロにあるカジノのルーレットテーブルで、ボールが26回連続して黒に当たったことが語源となっています。その夜、カジノを訪れた人々は、「次は赤が連続して出るはずだ」と赤にどんどん賭けて何百万ドルもの損失を出しました。

12. 悪魔崇拝者は皆のための教育を望んでいる

「サタニック・テンプル」は、米国を拠点とする無神論的な悪魔崇拝組織です。この悪魔教寺院は、オカルト的な行為からは距離を置いており、政教分離や社会正義を訴え、地元コミュニティの幸福を熱心に支持。特に、貧困に苦しむ子どもや若者の救済に力を入れており、大学卒業までの教育資金を提供しているという驚くほど真っ当な組織なんです。

現実にはありえないことがフィクションとして描かれると思いきや、実はフィクションを軽く超える現実のエピソードがたくさんあることに驚いてしまいます。現代のコロナ禍という現実離れした展開もそのひとつに連なるのでしょう…

出典:BOREDPANDA

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