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店に来た中国人にグラタンを出した。しかし机に残したメモを見たとき驚愕のあまりお盆を落とした
外国語にコンプレックスを持つ日本人は多いもの。その原因は、ひょっとすると学校で学ぶ英語にあるかもしれません。英作文を書かされ、細かい文法のミスを重箱の隅をつつくかのように添削され…さらに「伝える」ことよりも「点数を取る」ことに重点を置く英語教育に何年も身を浸していたら、言語学習の楽しさを忘れてしまうのも無理はありません。
しかし今回紹介する、小さな、けれども心温まるエピソードは、異文化コミュニケーションの美しさをふたたび思い出させてくれるかも…。
話題のツイートを投稿したのは、「つむぐカフェ」アカウント。つむぐカフェは、東京下町谷根千エリア・千駄木に位置するパングラタンのお店です。中国人の若い女性のお客さんが、カフェのテーブルに残した手紙。それを読んで、思わずシェアしてしまいました。
先日、中国の若い女性の方にご来店頂いたのですが、会計が済み、ご退店されてからテーブルを片付けに行くと、こんな素敵なお手紙が。
たどたどしいけど、意味も全然わかるし何より一生懸命に伝えようとしているのがすごく嬉しかったです。
言葉って素晴らしい。 pic.twitter.com/9AE6KlpK87
— tsumugucafe (@tsumugucafe) May 16, 2019
『先日、中国の若い女性の方にご来店頂いたのですが、会計が済み、ご退店されてからテーブルを片付けに行くと、こんな素敵なお手紙が。
たどたどしいけど、意味も全然わかるし何より一生懸命に伝えようとしているのがすごく嬉しかったです。
言葉って素晴らしい。』
完璧な日本語ではありませんが、グラタンを食べたことに対する感動が、ありありと伝わって来ますね。これには、Twitter民も大きく心を動かされた様子。
日本語を教える仕事をしています。ずっと食べてみたかったグラタンをお店で食べてみたこと。そして感じたことを「伝えること」に挑戦したこと。そしてそれがお店の方が受け止めていらっしゃるのを拝見して、小さいけれど自分の仕事の力を感じて、私も嬉しくなりました 😊
— wenzi (@cangbenwenzi) May 16, 2019
僕は外国語で似たような文面を書けない。
この方のたどたどしいけど伝えたい気持ちを、その国の言葉で伝えようとしてる気持ちが素晴らしい。— カヅ (@takanasiayame) May 16, 2019
中国の女性のお客さんは、料理を食べて感動したんです。お店の方にその気持ちを伝えたいと思いました。このお店の方々は、この大切な想いの綴られた手紙を見て、きっと明日からも頑張れるのでしょう。そしていつか中国へ行った時、どこかのお店で食べた料理の想いを今回のお返しに伝えてあげては?
— 黄泉御前 (@PromesiumRa) May 16, 2019
いかがでしたか?完璧を目指すより、まず感謝や感動を形にしてみること…それがコミュニケーションの本質なのかもしれませんね。つむぐカフェのブログも、ぜひチェック!ですよ。
プレビュー画像:©︎Twitter/tsumugucafe
