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祭壇に向かってぎこちなく歩く花嫁。来賓はそれを見て、ざわめいた。
21歳当時、ジーナ・スプリングハウアーは順風満帆な毎日を送っていました。大学で勉強する傍らスポーツもこなし、自分で起した事業も小さいなが順調に軌道に乗っていました。
しかし、たった一つの間違えが彼女の人生を変えてしまうことになります。
2008年の暖かい夜のことでした。ジーナは友達とパーティーからの帰り、知りながら飲酒していた友人の車に同乗したのです。
ドライバーの男性が走行中にコントロールを失い、車は道路から外れて横転、ジーナは窓から放り出されて地面に叩きつけられてしまったのです。以下の写真が事故の衝撃の強さを物語っています。
ジーナは奇跡的に一命を取り留めたものの、脊椎を損傷する重傷を負い、下半身不随になってしまったのです。また、数年に渡って外科的手術を受ける必要がありました。
しかしジーナには、どんな困難も乗り越える覚悟がありました。彼女はコーチとしてスポーツの世界にとどまることも決め、新たな目標に向かってリハビリに励みました。
数々の手術や治療を乗り越え、学業もこなし、少しずつ落ちついた生活を取り戻していきました。
しかし長い間、ジーナの生活には恋人の存在ががかけていました。「こんな私でも愛してくれる人が現れると思う?」というジーナの言葉は、父親を心配させたといいます。
ジーナの人生にジョンが現れたのは、そんなときでした。二人は出会ってすぐ、恋に落ちました。
あまりの熱愛ぶりに、二人が結婚することを決めたとき、周囲はさほど驚きませんでした。
しかし結婚式の当日、参列者、そしてジョンもジーナの姿に驚かされることになります。
ざわめきが起こりました。7年間、車椅子で生活していたジーナが松葉杖をつき、バージンロードを父親と並んで歩いたのです。
特注された矯正器具を着け、ゆっくりながらも二本の脚でしっかり前に進むジーナの姿を見て、ジョンは感動のあまり涙を流します。そして彼女の強さと美しさは、人々の涙を誘いました。
父親の心配をよそに、ジーナの人生は愛と希望で満たされているようです。
こちらは、ジーナのエピソードを紹介したテレビ番組の動画です。ジーナがバージンロードを歩く感動のシーンは、2:50〜見ることができます。(英語音声のみ)
飲酒運転は多くの命と未来を奪ってしまいます。ジーナのようにハッピーエンドで終わることは稀です。飲んで運転することももちろん、飲んだ友達に運転させることも絶対やめさせましょう。
