「2人のパパができたことに感謝している」と言った少年を非難した教員が解雇される

世界でも日本でも、学校現場で「性の多様性」や「家族の多様性」について教えることの大切さが認知されはじめています。 教師には、正しい知識を持つこと、そして生徒の心に寄り添い、肯定的なメッセージを伝える役割が期待されます。そんななか、米ユタ州の公立小学校で教師の偏見により、男性カップルに養子として迎えられることになっていた少年が悲しい経験をしたことが伝えられました。

事件は、2019年11月の感謝祭を前にした小学5年生のクラスで起こりました。11歳のダニエルはこれまで、孤児としていくつかの里親家庭を回った末に、養子縁組が破談になるという辛い経験をしてきました。しかし、ようやくルイとジョシュア・ヴァン・アムステルという男性カップルに養子として迎えられることが決まったところでした。

ダニエルの通う小学校の女性臨時教員はその日「みんなは何に感謝していますか」と生徒たちに尋ねました。ダニエルは「2人のパパができること、そして僕の家族に感謝します」と答えました。

すると、この教員はダニエルの家族が同性愛者だということに気づき、憤慨して、ダニエルの言葉を真っ向から否定する発言を始めたのです。「どうして彼らの養子になることが嬉しいの?」「同性愛は間違っています」「男性2人が一緒に暮らすのは罪深く、不自然なことです」。畳みかけるように持論を展開する教員に子どもたちは驚き、居心地の悪い思いをしたそうです。

 
 
 
 
 
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見兼ねた3人の女子児童が「先生もうやめて」と何度も頼みました。それでも教員が主張をやめなかったため、女子たちは教室を出て校長に報告に行きました。結局、教員は校長に促され、教室から出ました。ルイとジョシュアはこの経緯を聞いてショックを受け、SNSでこの事件を報告しました。

「その臨時教員は、クラス全員の前で2人の男性が一緒に暮らすことは誤りだという意見をはっきりと述べたんです。これは決して見過ごすべき問題ではありません」とルイは憤っています。そして、もちろんダニエル本人も教師の心無い言葉にひどく傷ついています。

「ダニエルは養子縁組がまた破談になることを恐れて何も言い返せなかったそうです。もちろん、破談になるなんてことはありえません。でも、いずれにしてもこの事件は彼の心をとても傷つけてしまいました」とルイ。

学校側は、この教員を解雇し、今後この学校で彼女が教壇に立つことは一切ないと約束しました。さらに、この事件を受けて、この教員を紹介した人材派遣会社もこの女性との契約を切ったということです。

生徒の家族について中傷を続けた女性に教師の資質がなかったことは明らかです。何よりも重要なのは、ダニエルの養子縁組が成功し、彼が幸せな家庭を持てたことなのですから。

ダニエルはこう語っています。「家族の形がどうだって関係ありません。大事なのは愛しているかどうか。そして僕はパパたちを愛しています」

プレビュー画像: ©Facebook/Joshua van Amstel

出典

sltrib,

people,

プレビュー画像: ©Facebook/Joshua van Amstel

 

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