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おもしろ・びっくり

【こんなの初めて見た!】男性患者の大腸から13キロの巨大な塊を医師が除去!

毎日あるのが健康な状態といわれる「お通じ」習慣。しかしながら、誰もが毎日快適な便通を迎えるとは限りません。中には3日以上出ないなんてこともザラ…なんて人もいるのではないでしょうか。

日本内科学会では3日間以上排便がない、あるいは毎日排便しても残便感がある状態を「便秘」と定義づけており、慢性的な便秘に悩む人は決して少なくはないのです。

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実は身近な「便秘問題」。とはいえ、ほとんどの場合、数日で「出る」ケースが多く、今回紹介するアメリカ人男性のように22年間も便秘をこじらせた結果、重篤な状態に陥ってしまう事例はそうはないでしょう。

長年にわたり慢性的な腹痛と腹部膨満に悩まされていた若いアメリカ人男性。どんどんひどくなる症状に耐えかね、ついに医師に診てもらうことを決意します。

診断の結果、医師は即手術をすることに。手術台の上で男性の体から医師が発見したモノはベテランの医師ですら驚愕してしまうほどの代物でした…

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男性患者の体の中から現れたブツ…それは長年の便秘により、腸内に蓄えに蓄えられた大量の排泄物の山でした。その重さ、なんと13キロ! 慢性的な重度の便秘により蓄積されたこの巨大な便秘がけいれん性腹痛を引き起こしていたのです。

医師によると男性患者の異常な便秘の原因は腸管壁の神経叢の先天性的な欠如によって大腸の蠕動運動が低下する先天性巨大結腸症(ヒルシュスプルング病)によるもので、通常であれば出生後まもなく診断が下り手術で無神経節領域を切除する治療を受けるのですが…残念ながら彼の場合、疾患を発見されることなく22年間も便秘をこじらせ続けていたのでした。

「患者は便秘に悩まされていたものの、ときどき排便があったため、この病気の発見が遅れたようです」と担当医のローゼンフェルド医師は語っています。

幸いにも男性の腸管壁は便秘により糞便が蓄積されるごとに少しずつ伸び肥大化しながら、なんとかギュウギュウに蓄積された排泄物のプレッシャーに持ち堪えており、周辺組織に排泄物が漏れ出すことはありませんでした。

Youtube/The Doctors

ローゼンフェルド医師によると、男性患者は腹部に溜まった大量の排泄物の重みでまるで「臨月の妊婦」のような感覚だったそうです。手術により大腸の一部と蓄積された排泄物全てが取り除かれました。術後、13キロの便秘から解放された男性患者さぞかし身軽に感じたことでしょう。

ローゼンフェルド医師と医療チームにより術後に報告を受けた男性患者は、これまで疾患には全く気がついていなかったものの、今後腹痛に悩まされることもないと知って安堵しているそうです。

テレビ番組で今回の手術について語るローゼンフェルド医師の映像はこちらから視聴できます(英語音声のみ):

※ 排泄物13キロ分を蓄積し、かなり巨大化した大腸が番組の背景に映し出されています。ご注意ください。

慢性的な重度の便秘症状のある人は医師の検査を受けるよう、また3日以上の便秘症状がある場合は医師に相談するようローゼンフェルド医師はアドバイスしています。

それにしても…便秘の結果13キロも溜め込んでいたなんて…!お腹の中で破裂しなくて本当に何よりでした。

 

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