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ジーンとくる話

ポーン!旅先で放牧民が川めがけて羊150頭をぶん投げてた。その理由を知って、Twitterが驚愕!

NPO法人「北方アジア文化交流センターしゃがぁ」のスタッフをしている廣田千恵子さん(@Chieko_SHAGAA)が、先日Twitterに投稿した写真が話題になっています。

こちらです:

Twitter/Chieko_SHAGAA

ポーン!と放り投げられ、宙を舞うヒツジ!これは、廣田さんが、2014年にモンゴル西部のウルギー県アルタイ郡を訪れ、仔羊の毛刈りを見学した際に遭遇した光景でした。廣田さんは、主にモンゴル・カザフを対象とした遊牧文化紹介・装飾文化研究を行なっているそうです。

Twitter/Chieko_SHAGAA

毛刈りの準備のため、何百頭もいる仔羊たちをドッポンと川に放り込んで効率よく丸洗いするのは、牧畜民カザフ人特有の方法だそうです。一見手荒く見えますが、長い間動物たちと共存し、羊のことを知り尽くしているカザフ人だからこそできる行為だと廣田さんは説明してます。

それにしてもコミカルな光景に、「かわいい」「見てると元気がでる」と多くのコメントが寄せられています。宙を舞うポーズや、這い出してくる仔羊のビックリしたような表情もなんとも言えませんね。「メーメー」と声が聞こえてきそうです。

1時間半ほどで、150頭全ての丸洗いが済んだ後は、乾くまで数時間を置いてから毛刈りが始まります。1頭5分足らずというハイスピードで行なわれる毛刈りが済んだ仔羊はこの通り!仔羊の毛は、フェルト作りに利用されるそうです。

廣田さんのTwitterからは自然との調和を守り暮らす牧畜民のリアルな生活を見てとることができます。

とてもかわいい仔羊たちと、貴重な写真とお話をありがとうございました!