フェリーの船首に引っかかっていたクジラ|引き揚げたら予想を遥かに上回る大きさだった

いつものありふれた風景の中でも、私たちは時として目の覚めるよな驚きの光景にでくわすことがあります。 10月22日、北海道・苫小牧を出発し、宮城県仙台市の港に到着した大型フェリーの船首を目にした陸上職員はあることに気がつきました。

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それは、球状に突起した船首部分に見えるこの黒い物体。姿から、「クジラなのでは?」とのことで、急いで確認をしたのだそう。

フェリー運行会社が宮城県の港湾事務所などに連絡し引き揚げたところ、その全容は予想を遥かに上回るものでした。それはなんと体長12mを超えるクジラだったのです。

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この滅多に起きない事態に職員、地元の人共々に大いに驚いたそうです。

後の専門家の調査でニタリクジラと判明したこのクジラですが、正確には体長13m、重さは20トン以上の雌。ニタリクジラの大人の中でも大きめサイズなのだそうです。

発見時、クジラは死後約1週間だったとのこと。フェリーがぶつかってクジラを殺してしまったということではなかったようです。運航会社の担当者によるとクジラが船に引っかかった事は今までになく、とても驚いたそう。また、船自体に大きな衝撃もなかったため、クジラがどこで引っかかったかは不明とのこと。

クジラは石巻市の捕鯨会社に運んで解体され、遺伝子や年齢などを調べた後に標本にし、同市のクジラ博物館「おしかホエールランド」への展示が検討されているそうです。

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引き取りを決めた「おしかホエールランド」は東日本大震災の津波で被災して以来、今年の7月に約9年4カ月ぶりに再開したばかり。震災で多くの収蔵品を失ってしまっていたために、今回のニタリクジラは貴重な展示資料になるそうです。なお、骨格標本にするには3~5年かかるとのこと。

予想外の驚きの事態に、誰もがびっくりした出来事でした。引き揚げられたクジラの大きさに、ただただ圧倒されてしまいます。

プレビュー画像:©︎Twitter/taiheiyoferry

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