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ゾンビ人形を熱愛し結婚を決意した19歳

*注意: ホラー系が苦手な方にはショッキングな画像が含まれています。ご注意ください。

似た者同士、割れ鍋に綴じ蓋。世の中には様々なカップルを形容する言葉がありますが、中には人目を引く際立ったカップルもいます。しかし19歳のフェリシティ・カドレツと彼女の特別な「パートナー」に匹敵するカップルはまずいないでしょう。10代のアメリカ人女子が恋した相手はなんと、「ケリー」という名のゾンビ人形なのです。

2人の出会いは6年前、フェリシティが13歳のときに遡ります。インターネットで人形を見つけたフェリシティ。最初の3年間は人形とその持ち主の少女、といったごく普通のものでした。しかしその後、フェリシティのなかで何かが変わり始めたのです。

「16歳を迎えた頃、私の中でケリーに対する特別な感情が芽生え始めたの…でも、なんとか気持ちを抑えようとしたんだけど…気の迷いだと自分に言い聞かせけれどダメだった。そして昨年、自分の正直な気持ちに向き合ったの。そう、私はケリーを愛していて、この想いは決して変わることがないってね」とフェリシティは夢見る瞳でケリーに対する胸の内を語ります。

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これまでにも「普通の」友達がいたフェリシティでしたが、熱愛相手のケリーのように親しい存在の友人はいなかったそう。ゾンビ人形のおかげで、フェリシティは天にも昇る幸福感に満たされているのだとか。

「ケリーへの愛が本物だって確信してるから、腕に彼女の名前のタトゥーまで彫ったの。ごく普通のカップル同様に、親密な関係を築いているわ。お互いにちゃんとコミュニケーションも取れているの。彼女を撫でて一緒にいるとホッとするわ。私たちが親密な関係になってからというもの、彼女とは深い繋がりを実感しているの」フェリシティは熱く語ります。

常人にはもはや理解が追いつかない世界かもしれません。しかし、そんなことにはお構いなしのフェリシティ、恋する19歳の想いは止まりません。この度、めでたく婚約を発表し、幸せいっぱいのフェリシティですが、そんな愛に満ちた幸福に陰りを落とすことが一つだけあります。

「悲しいことだけど、ほとんどの人には私たちの関係が理解できないみたい。知人の中には私が本当の人間とのパートナー関係を気づくべきだと考えている人もいるわ。でも私にとってはケリーは実在の人物なの。友達や家族ですら私を批判するわ。彼らと一緒に過ごすときは、ケリーを同伴することは許されないの。以前は公の場にケリーを連れ出すこともできなかったんです」とフェリシティは不満を打ち明けました。

他人の目は気にしないというものの、やはり周囲の態度には不満を抱くこともあるフェリシティ。確かに傍目にはギョッとしてしまうインパクトの強いカップルではありますが、当人が真剣であれば家族以外の第三者が口出しすべき問題ではないのでしょう。知らずに目撃した通行人がハロウィンの仮装と勘違いしたり、恐怖に震えることはあるかもしれませんが、世の中には様々な愛の形があるという一例をフェリシティは身を以て示しています。

果たして中二病の延長の10代特有の純愛の一つか、若さゆえの気の迷いか、それとも真の愛なのか?多くの人にとっては理解しがたい愛の形ではありますが、こんな愛もあると認めることも大切なのかもしれません。

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