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司法試験に9年連続で不合格だった女性はあることをやめ10年目で見事合格したと言う 彼女の行動に多くの人から称賛の声

幼い頃や若い頃は、夢を実現させた自分の姿に思いを馳せたものです。でも歳を重ねると、夢があっても年齢を理由にしたり、現実とかけ離れすぎて無理だなと「夢のまた夢」として諦めてしまうことが多々あります。


本当にあった驚きのストーリーはこちらの動画からお楽しみいただけます。(記事の続きはスクロールしてご覧ください)

 


しかし、アメリカ・カリフォルニア州に暮らすエブリン・ウーバさんは、周囲の人が無謀だと思うような、彼女の幼い頃からの夢を大人になっても決して諦めませんでした。

◾️ 夢を追いかけて米国へ移住

彼女が抱いていた夢、それは弁護士になること。ナイジェリア生まれのウーバさんは、18歳の時弁護士になるためにアメリカへ移住。それは今から38年前の1983年のことでした。彼女の夢を誰よりも応援してくれたのは父親だったと言います。しかし、移住からほどなくして父親は脳卒中で倒れ、一家は経済的な問題に直面します。法科大学院を卒業して弁護士になると父と約束していたウーバさんでしたが、経済的な理由から大学での勉強を諦めざるを得ない状態に陥ってしまったのです。夢への一歩を踏み出したばかりでした。

◾️ 20年の月日を経てようやく動き出すことができた

それから20年、ウーバさんは結婚し4人の子供の母親となっていました。しかし、彼女は父と約束した弁護士になると言う夢を決して諦めたわけではなかったのです。2005年40歳のウーバさんでしたが、末っ子が2歳を迎えたことを機にロースクールへ通うことを決意。フルタイムで働きながら4人の子供を育て、ロースクールに通うという生活は決して容易ではありませんでした。しかし、6年後の2011年に見事卒業します。

◾️ 司法試験の高い壁

ロースクールを無事卒業したウーバさんでしたが、次に待っているのはさらなる難関の司法試験。それは不合格の連続でした。ロースクールを卒業し、9年間で受験した回数は10回以上(アメリカでは州ごとに司法試験が年2回実施されます)。オンラインで合否を確認するたびに落胆したと言います。

◾️ 不合格の数を数えるのをやめた

落胆しつつも受験することをやめなかったウーバさん。その代わりにやめたのは「不合格の数を数えること」でした。「諦めることは私の辞書にはない」とより一層勉強に励むようになったそうです。毎晩仕事を終えてへとへとになった体に鞭を打ち、教科書を開いて深夜まで机に向かったのです。

そんな母の姿を見て育った4人の子供たち。きっと時には仕事と勉強に打ち込む母に寂しさを感じた時もあったでしょう。でも、ウーバさんが弱気になったときは、子どもたちがウーバさんの応援団でした。

◾️ 10年目で手にした合格

そして昨年2020年10月に受けた10数回目の試験。ついに合格という通知を手にします。ロースクール卒業から10年目、渡米から38年目の出来事でした。この合格に知らせに一家は狂喜乱舞。離れて暮らす娘のネーチェさんとのビデオ通話で、ウーバさんの歓喜に満ちた姿を見ることができます。

動画の中でウーバさんは無事約束を果たしたことを父親にも報告。

Twitter@srrytothisman

「お父さんが私を信じてくれたから、やり遂げることができたの。私、合格したのよ!」と力強く伝えています。

38年越しの夢を叶えたウーバさんの姿を捉えた動画はこれまでに40万回以上再生され多くの人から、感動と祝福の声が寄せられています。「簡単なことではないけれど、自分を哀れむのではなく前を向き続けることが大切です」と語るウーバさんは、弁護士資格を手にした今後は刑事事件において、低所得者層の人を支える活動をしたいと考えているそうです。

どんなに時間がかかっても諦めず挑戦し夢を叶えたウーバさんの姿に多くの人が歓喜し、そして同時に人々に勇気と希望をもたらしました。ウーバさんのこれからの活躍に期待ですね!

プレビュー画像:©︎Facebook/Evelyn Uba