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エリザベス女王逝去直前、容体を案じバッキンガム宮殿に集まった市民は信じられない光景に息を呑んだ

9月8日、エリザベス女王が滞在先のスコットランド・バルモラル城で亡くなりました。在位期間は歴代最長の70年。長きにわたり英国君主としてイギリスを見守り、「開かれた王室」を目指し国民の敬愛を集めた女王は96歳でその生涯に幕を閉じました。

国民に親しまれる王室のあり方を模索し、高齢ながら積極的に地方訪問や慈善活動に取り組んだ女王は多くの国民に慕われました。

8日、英王室がエリザベス女王の「健康の懸念」を声明で発表すると、その容体を案じた国民たちはバッキンガム宮殿前に続々と集結、女王の無事を祈りました。

しかし、容体に関する発表から6時間後、死去が英王室から発表されます。

多くのイギリス国民にとって、自分が生まれた時からすでに英国の君主であったエリザベス女王。国にとってあまりにも大きな存在であった女王の逝去に、イギリス全土は多くな悲しみと喪失感に包まれました。

しかし、エリザベス女王逝去の発表の出る直前から直後にかけて、バッキンガム宮殿に集まっていた市民たちは驚くべき光景を目にします。

こちらの動画をご覧ください。

なんと、上空に二重の虹が現れたのです。

©️twitter/Andy Lines@andylines

逝去直前から直後にかけ、現れた美しい虹

それは70年の在位期間のほとんどを、バッキンガム宮殿で過ごした女王の旅立ちを告げるかのような、美しい虹でした。

©️twitter/ライブドアニュース@livedoornews

まるで、女王の別れのメッセージのような美しい虹です。

この虹はテムズ川沿いの大観覧車「ロンドン・アイ」の上空でも見られました。

それとほぼ同時期にロンドンから西へ約40kmの距離に位置する、半旗が掲げられたウィンザー城の上空にも虹が出現、数分ほどして消えたそうです。

女王の逝去が伝えられる直前から直後にかけて現れた美しい虹に、SNSではさまざまな声が寄せられました。

Twitterの反応

「女王が天へと渡るための橋だね」

「女王が私たちのもとから旅立っていった😢」

2021年4月に亡くなった最愛の夫、フィリップ殿下にエスコートされて虹の橋を渡ったのでは…と受け止める声も寄せられています。

女王の気品と威厳を保ちつつも、英国のユーモアセンスと遊び心のあった人柄と、思いがけない虹のサプライズを重ね、女王らしい旅立ち方だと受け止める声も上がっています。

即位大礼の儀の虹を思い出す声も

中には2019年に執り行われた、天皇陛下の即位大礼の儀の虹を彷彿とさせる、という声も上がりました。

2019年10月22日に即位大礼の儀が執り行われた際、儀式が始まると、それまで降っていた雨が申し合わせたかのように止み、皇居の上を渡るかのようにがかかったのです。

皇居の上を跨ぐようにしてかかる橋。美しいですね。

現存する王族の中で世界最古の王室は日本の皇室ですが、英国王室も長い歴史を誇ります。代々、君主として国を守ってきた皇室や王室には、ときに説明のつかない不思議な天の御加護のようなものがあるのかもしれません。

まるでエリザベス女王の旅立ちを告げるかのような美しい虹は、きっとなんらかのメッセージだったのもしれない…曇り空を神々しく照らす虹を見ていると、ふとそんな思いが浮かびます。

コーギー犬を愛し、在位70年間を30匹ほどのコーギーたちと過ごしてきたエリザベス女王。ロイヤルファミリーの写真には数多くのコーギーたちが写り込んでいます。

きっと、天国でフィリップ殿下だけでなく、先代のコーギーたちと再会を果たしていることでしょう。

プレビュー画像:©️twitter/ライブドアニュース@livedoornews