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このゾウは象牙を顔から切り取られるようにして殺された。こんな虐殺を止めるため私たちができることは、これ。

ゾウは、灰色の巨体と抜群の記憶力、高い社会性と団結力を持ち人間社会からは畏れ敬われてきた存在でもあります。しかし彼らは今、最大の脅威である人類の前に大きな危機に瀕しているのです。象牙、たったその一つの目的のために多くのゾウが現在もなお人間に狩られ、殺され続けています。密猟者はゾウを見つけると射殺して頭を切り落とし、そこから象牙を取り出すそうです。襲われるのは母親のゾウも例外ではありません。そして取り残された子供たちは大自然の中一人で生き抜いていく術を持たず途方に暮れることになるのです。

今でもゾウは15分に1頭の頻度で、このような殺され方で命を失っています。惨状を止めるには象牙の取引を国際的に禁止するしか方法はありません。

保全対策の一つとして、各国で行なわれている象牙の国内市場閉鎖を求める動きがあります。昨年10月に南アフリカで開催されたワシントン条約締約国会議は、象牙の国内市場を閉鎖するよう各国に求める決議案を採択しました。ところがヨーロッパ委員会はこれに反対、また、日本政府も「密猟と日本の市場は関係がない」として、日本は閉鎖の対象外との認識を示しています。日本国内での取引を容認するものは条約の規制発効前などに入手したものに限る方針を示しているものの、象牙取引をめぐり、今後日本が世界的な批判にさらされる可能性もありそうです。

象牙目当ての密猟は続けられれば、そう遠くない日に象の絶滅を招くことになります。現在もこのサイトで、この虐殺を止めるための署名を募っています。この運動に共感してくれる方はぜひ協力してください。