ジョーク
ジョーク: バーで相席になった同郷者が友情を育む話
ドイツ、ハンブルグのバーで相席になった二人の男性。お互いをチラッと見ると、右側に座ったAが左側に座っているBに声をかけます。
A:「あの、もしかして、ブランデンブルグ出身じゃないですか？」
B:「そう、なんで分かったんですか？！」
A:「なんとなく雰囲気で…実は僕もブランデンブルグ出身なんですよ。ところで、地元はどちらの街で？」
B:「ポツダムです」
A:「うわ、すっごい偶然！僕もポツダム出身です！で、ご実家はどの通りにあるんですか？」
B:「ああ、ポツダムとベルリンの境近くのベルリナー通りですよ。ほら、湖沿いの」
A:「ええ？！マジっすか？僕の実家があるのと同じ通りじゃないですか！ うわーこんなところで地元ご近所さんに会えるなんて感激です！ もしかして…通ってた学校も同じとか？」
B:「ああ、サンジョセフ校ね。湖のそばにある」
A:「僕の母校です！…ってことは僕たち、卒業生同士じゃないですか！で、卒業年は？」
B:「1992年です」
A:「ええええ？！すっげー！同級生じゃないですか！うわ、なにこの偶然？！地元から遠く離れたハンブルグのバーで、同じ通り出身で同じ学校を同じ年に卒業した同郷者に会うなんて！信じられない！」
A:「きっとこれも何か運命の出会いだ！飲みましょう！今夜はとことん一緒に飲みましょう！」
あまりの偶然の出会いにAは感激して叫びました。
カウンター席では一人の客がその様子を微笑ましそうに見ていました。
「やれやれ、また長い夜になりそうだ」とバーテンダーが呟きながらその客が座るカウンター席にやって来ます。
「どうしてですか？同郷のご近所さんと偶然にも出会えて嬉しそうなのに」
するとバーテンダーはため息をつき、ウンザリした様子でいいました。
「双子のシュナイダー兄弟がまた酔っ払ってるんだよ」
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プレビュー画像: ©Media Partisans
