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ジーンとくる話

【九死に一生】ケーブルで陸橋に縛られた犬

世の中には様々な人間がいます。動物に親しみ愛する人がいる一方、平気で虐待を加える人も残念ながら存在します。

ミズーリ州インディペンデンス市在住のディヴィッド・フレッドマンはある日、出勤途中に目を疑うような光景に出くわしました。

高速の陸橋に犬が繋がれていたのです。短すぎる紐で繋がれた犬は足を地面につけるのがやっと。まるで首を吊られているような状態でした。

ディヴィッドは迷うことなく路肩に車を停めると、携帯で通報し、犬の救出に向かいます。

近づいて見ると、犬は電源ボックスに繋がったコードで首を縛られていました。短いコードが犬の首を引き上げ、満足に呼吸もできない様子です。このままではやがて窒息死してしまうことは明らかでした。

ディヴィッドは急いで小型ナイフを取り出し、犬の首に食い込んでいたコードを切断しました。

「コードで縛られていた犬は息をすることもできない状態でした。コードから解放し、歩かせようとしましたが、歩く力もありませんでした」

ディヴィットは衰弱した犬を車に乗せ、最寄りの保護施設に連れて行きました。獣医が診断したところ、マイクロチップが埋め込まれていることがわかり、すぐに飼い主を特定することができました。犬の名前はマックス。飼い主によると、数時間前から行方不明になり探していたそうです。

マックスは無事に飼い主のもとに戻ることができました。愛犬が見つかりホッとしたものの、首に食い込んだケーブルの痕に飼い主はショックを隠せませんでした。

マックスが保護された現場は自宅からかなり遠く離れており、行方不明になってからの数時間では犬の足で走っても到達できない距離でした。誰かに連れ去られ、高速の陸橋に首を締め上げるようにして置き去りにされたのでしょう。

ディヴィッドのおかげでマックスは命の危機から脱することができました。それにしても、世の中には信じられないような酷い行いをする人がいるものです。マックスが無事に救出されて本当に良かったですね。

プレビュー画像:©︎Twitter/FOX 10 Phoenix