幸いにもドリーンの投稿には多くの人々が賛同しています。
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妊娠線を理由にネットいじめに遭った四児の母
妊娠、出産。それは女性の体内でたった1つの細胞、受精卵が人へと成長し、世に生まれ出ることです。当然、母体には大きな負担がかかります。生まれたての赤ちゃんを幸せそうに見つめる新米パパとママの姿は、傍目にはまるで全てが順調に見えるかもしれません。しかし、妊娠出産が多くの母親に消えることのない痕跡を残すという事実はあまり知られてはいません。
4人の母であるドリーン・チン(23歳)は妊娠出産が自身の体をどのように変えたのか、撮影した写真を公開しました。投稿は大きな反響を呼び、多くの共感や好意的なコメントが寄せられましたが、中には悪意のある中傷コメントもありました。
ドリーンが公開した写真は産後体に残った妊娠線でした。体に深く残った妊娠線はかなり目立つもので、見落とされがちな妊娠のもう一つの側面を浮き彫りにするものでした。妊娠が女性の体にいかに影響を与えるのか世間にもっと広く知られるべきだと考えたドリーン。その狙い通り、ドリーンの投稿には23,000人以上がリアクションし、シェア数は13,000回にも及びました。
「多くの母親からどうやって妊娠線を消すのか質問されました。私の妊娠線にギョッとした母親も多かったのでしょう。でもそれは子供を授かるための代償なんです。今後も妊娠線は体に残り、毎日、日々これを見ることになるのです」とドリーン。
出産した直後、ドリーンはすっかり変わり果てた体を見て衝撃をうけました。現実を受け入れることはそう簡単なことではありませんでした。
「当時まだ21歳で妊娠線があるという事実を認めるのに苦労しました。体にこの痕が残ったまま、一生過ごさないといけないなんて。初めて妊娠線を見たときは涙がこぼれました。皮膚組織が分離し激しく損傷を受けたことが原因です。」
残念なことにドリーの写真を見たネット民の中には、嫌悪感を露わにし、嫌がらせコメントを寄せる者もいました。それに対してドリーンはこう返しています。
「写真に対して『見苦しい』といった多くのコメントがありました。ときにはそんなネガティブな意見に、気分が沈んでしまうこともあります。子沢山を望む女性が悪いという発言もいくつかありました。こういった人々は女性に対する敬意のかけらもないのでしょうか?自分の母や妻、或いは子供を持つことができる女性に対して多少なりとも敬う気持ちすらないのでしょうか?」