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【子どもの閉じ込め事故】母親が批判を覚悟してドラム式洗濯機の事故を告白

子どもは好奇心旺盛。大人が予想もつかない行動をとり、ときには命の危険を伴う深刻な事故につながることもあります。

アメリカで、ドラム式洗濯機のなかに3歳の女の子が閉じ込められるという事故が起こりました。発見がわずかでも遅れていたら、おそらく死亡事故になっただろうという危険な状況でした。

母親のリンジー・マクアイバーは、自分の注意不足だったことを認めながらも、この恐ろしい事故が2度と起きないように他の親たちに危険性を認識してもらおうと、事件の経緯をFacebookで公開しました。

「最初はこの記事を書くのをためらっていました。第一に、母親として注意が足りなかった私への批判は避けられないから。第二に、あの恐ろしい出来事を思い出し、追体験するのが苦痛だから。それでもこの事件を公開しなければならないと思っています。

発端は日曜日に我が家の古い縦型洗濯機が故障したこと。月曜に夫がドラム式洗濯機を買ってきました。私たちはドラム式は最新式の便利な洗濯機だと思い、何も考えずに購入したんです。その日の夜、洗濯機を地下のランドリールームに設置しました。その場にいた子どもたちには何度も『触ってはダメ』と言い、子どもたちは『わかった』と答えていました。

火曜日の早朝、私たちは4歳の息子に起こされました。息子は話もできないほど激しく泣いていました。息子が何を言っているのか理解しようとしていると、夫がベッドから飛び出して階段を降りていきました。その時、気付いたのです。息子は泣きじゃくりながら「クロエ、洗濯機、なかに」といったのです。

地下のランドリールームに到着したときには、3歳の娘クロエは気密性の高い洗濯機の中に閉じ込められていました。水が既に入って、回転しています。娘は叫んでいましたが、声は聞こえませんでした。

私たちはすぐに洗濯機を止め、ドアのロックを解除して娘を外に出すことができました。頭にいくつかの小さなこぶができ、服はビショ濡れでしたが、彼女は無事でした。

たくさんの「もしも…」や「こうだったら」が頭を駆け巡り、神様が私たちのかわいい娘をあわれんでくださったことに感謝しました。

私がこの記事を書いたのは、正直にいうと、私たちがドラム式洗濯機の危険性をまったく認識していなかったからです。子どもたちは好奇心旺盛で、その独創的な発想にいつも驚かされます。それが不慮の事故につながることもあるのです。今回の出来事は私たちにとってはまさに青天の霹靂でした。

上の写真は、ドアをチャイルドロック付きのバンドで固定した後に撮りました。また、洗濯機自体の設定にもチャイルドロック機能があり、それが作動している間は、洗濯機が起動しないようになっています。事件があったとき、私たちはまだ洗濯機を使っていなかったので、設定を確認していませんでした。子どもたちは好奇心から洗濯機に興味を持ってしまったのだと思います。

ドラム式洗濯機をお持ちの方で、小さなお子さんやお孫さんがいらっしゃる方には、チャイルドロックのバンドでドアをロックし、チャイルドロックの設定を常にオンにしておくなど対策をすることをお勧めします。

私たちが危険を理解していさえすれば、今回の事故を防ぐ手立てががありました。世間では目を離したすきにお風呂やプールで子供が溺れたり、夏に子どもを車に置き去りにしてしまうなど、不注意による恐ろしい事故が起きています。そうした事故と同じで、危険を認識することが何より重要なのです。母親を責めることは誰のためにもなりません。事故が起きたときは自分のミスを率直に話し合うことが大切だと思います。そして、信じてほしいのですが、母親はもう十分に自分を責めています」

発見が遅れたら…と考えただけでぞっとするような事件。閉じ込められた女の子が無事で本当によかったです。

子どもを事故から守るのは親の責任です。ドラム式洗濯機を使っているご家庭では、子どもに洗濯機に入ってはいけないことを日頃から口を酸っぱくして伝えること、そして、常にチャイルドロックをかけるなど対策を怠らないようにしてください。

プレビュー画像: ©Facebook/LindseyMcIver

【子どもの閉じ込め事故】母親が批判を覚悟してドラム式洗濯機の事故を告白