外国人の「寿司好き」に寿司を出したら「食べれない」と言われる。その理由が笑えない。

近年日本への外国人観光者の数は着実に増えており、特に2020年のオリンピックに向けてその増加が見込まれます。 観光庁によると外国人観光客の76.2%が「日本食を食べること」を期待して、日本に来ています。それだけ海外からは日本の食文化が評価されています。でも外国人の持つ「和食」や「日本食」に対するイメージは、日本人の持つイメージと大きくかけ離れていることがよくあります。また逆に日本人が相手の宗教的なタブーや、個人の信条を思って、こちらがおもてなしをしても、相手が食べなくてがっかりすることも。隠れたトラブルの元になりそうなものを10本リストにしてみました。

1. みりん

今では圧倒的なシェアをもつ、「みりん風調味料」の存在があるために、あまりアルコールとしての意識はありませんが、「本みりん」はもとより、「みりん風調味料」でも1%以下のアルコールが入っています。そうすると厳格なイスラム教徒のようにアルコールを禁じられている人たちはみりんを使ったものを食べれません。

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2. うなぎ

コーシャーというユダヤ教で定める食べ物に関する規定は、魚介類に関する定めがあり、「ヒレとたやすく取ることのできる鱗」を持っている魚しか食べれません。だからうなぎやエビ、牡蠣などもダメです。敬虔なユダヤ教徒でなければ感覚的にリラックスした人もいますが、うなぎ屋にユダヤ人を連れて行くときには、気にしたほうがいいです。

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3. 馬刺し

2013年にイケアはミートボールをリコールしました。材料に馬肉が含まれていたからです。これは特にイギリスで大きく騒がれました。イギリスではキリスト教が8世紀ごろから、馬食を禁止したからです。特にイギリス人が相手の場合は気をつけたほうがいいですね。

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4. だし

ペスクタリアンという、魚を食べるベジタリアン以外は鰹節などでとっただしは問題がありますが、多くの人が気づかない場合があります。アジア系の調味料で魚醤なども同じ理由で問題になります。肉をベースにしただしは、もちろんベジタリアンには使えません。干し椎茸や昆布だしなら問題なく使えます。

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5. りんごジュース

ベジタリアンと聞いたから、りんごジュースなら大丈夫と思って出したら、嫌がれることもあります。透明果汁のりんごジュースはゼラチンを使って濾過することがあるからです。白く濁った混濁果汁なら濾過されていないのでほとんどの場合は問題ありません。同じ理由でゼリーもダメです。でも寒天を使った日本のお菓子やデザートならオッケー。

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6. 蜂蜜

ヴィーガンという完全菜食主義者には、蜂のものを横取りするという理由から食べない人、また大きなスケールの養蜂だと、蜜を取るときに蜂が過程で殺されることが多いから食べないという人がいます。カレーのルーや、ドレッシングなどにも隠し味として入っていることがあるので注意が必要です。

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7. お通し

これは食べれないというより、食習慣の違いによるトラブルです。頼んでもいないのに出てきたものに、何でお金を払わないといけないのか。それを説明しても、他の注文したものと区別ができないのに、なぜ料金をチャージするのかと問題になることがあります。お通しはオーダーの確認のようなシステムとして確立しましたが、これを外国人に話してもその代金についての説明までは至りません。席代として、もしくは日本ではチップを渡す習慣がないので、その代わりのようなシステムと説明すると理解されやすいです。ただ前もって説明することがトラブルを防ぎます。

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8. パン

最近グルテンを含む食べ物を食べないという人が欧米で増えてきています。欧米人だからと思ってパン食が良いと気を使うと、逆に嫌な顔をされることもあります。同じ理由でグルテンの塊のような麩は注意したほうがいいです。

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9. 牛乳

日本人も牛乳を消化しづらい人がいますが、なんと欧米人もそれが理由で牛乳を避ける人が増えてきています。コーヒーを豆乳でしか飲まない人もいるくらいです。

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10. 寿司

日本に来て寿司を食べないなんてと思うかもしれませんが、日本人の思い描く寿司と外国人の考える寿司に大きなギャップがあります。魚介類を使わない裏巻きのほうがポピュラーな国も多いので、気合を入れて特上寿司を頼んでも、楽しめないこともあります。

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いずれにしても、レストランに行く前や注文、調理の前に相手の食習慣を良く理解することが大事ですね。アレルギー対策のように考えるといいかもしれません。日本の食文化の素晴らしいところは、懐が深いところ。きっと日本の心が通じるはずです。

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