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【あなたはお母さんのことが嫌いだと思います】毒親に悩む相談者へ女優が贈った言葉 読んでいると自然と目から涙が溢れた

親。それは、私たちに取ってもっとも身近な存在であり、同時に、私たちを育て、無条件に愛を注いでくれるかけがえのない存在です。

しかし必ずしも誰しもにその定義が当てはまるわけではありません。親との関係で苦しんでいる人たちは案外多く、一説によると全体の1〜2割が自分の親を「毒親」だと思っている、なんていう統計があったりするほどです。

確かに、親の中には、高圧的な態度で子供を縛りつけたり、過干渉すぎたり、いつまでも子供扱いしたり、最悪のケースでは暴言を投げつけ、子供の正常な自立を阻む、問題のある親は一定数存在しています。

それだけ聞くと、「そんな親なら離れればいいのに」なんて思う人もいるかもしれません。しかし毒親の影響から完全に逃れることはそう簡単ではありません。

毒親は往々にして、「私はあなたのためを思って言っているんだよ」「親のありがたみが分からないなんて恩知らずだよ」…そんな言葉で、子供の心をコントロールします。毒親を持つ子供たちは、長年親の歪んだ愛情表現に悩まされつつも、親に感謝し、そして愛しています。だからこそ、苦しいのです。

親を好きになれないなんて、自分が何かおかしいのではないか?自分はひどい人間なのではないか?

そんな悩みを人知れず抱えながら、傷つき、誰にも相談できず苦しんでいるのです。

今回紹介するのは、そんな問題のある親との関係に苦しむ19歳が新聞の人生相談コーナーに投書したエピソードです。その19歳の女性は、逆らったり、口答えしたりするとすぐに寝込む母親に悩んでいました。

その女性は罪悪感を覚えさせられ、結果として母親に口答えすることはなくなったそうです。しかし女性が大学生になった今でも、母親はいちいち自分の人生に口出しし、罵倒したり寝込んだりすることをやめないと言うのです。こんな母親に対して、どんな態度で接すれば良いのか…そんなお悩み相談に答えたのは、女優の渡辺えりさんです。

そしてその回答が、Twitter上で静かな共感を集めているのです。

実際にそのツイートをご覧ください。

Twitter/_ripshit

「あなたのお母さまは病んでおられると思います」

そんな書き出しでスタートした渡辺さんの言葉。

「あなたに対するこういった態度は愛情ではありません。つらいでしょうが、家を出てください」

渡辺さんは、母親の視野が狭くなっており、娘に執着することでしか自分を保てていない状態になっていると指摘します。この状態を打破するためには、ふたりが遠く離れることがベストな解決策であると提言し、19歳の女性にはアルバイトをしたり手に職つけるなどして自立していく努力をしたほうが良い、遠く離れた親を客観的に見る目を持つことが重要だと助言を送りました。

「あなたはお母さんのことが嫌いなはずです。(中略)自分が母親を嫌いになってはいけないという強迫観念から逃れてください。(中略)嫌っていいと私は思います」

渡辺さんはそんな言葉でアドバイスを締めくくりました。

「親を嫌っていい」…一聞すると、少し辛辣なアドバイスに聞こえるかもしれません。しかしそれは、渡辺さんから19歳の女性に贈った、優しいメッセージだったのかもしれません。

「悪いのはあなたではない。どうか、自分を責めないで。そして、自分の人生を歩んで…」

言葉の背後に、まるで相談者の女性の心のわだかまりを解くかのような、大きな優しさを感じ取ったのは、きっと私だけではないでしょう。

Twitter上では大きな反響が寄せられています。

Twitterの反応

いかがでしたか?

当然ながら、親も人間。必ずしも万能というわけではなく、中には精神的に幼い部分があり、その歪みやしわ寄せを子供がダイレクトに受けてしまうケースもあります。

相談者の19歳は、親から離れたいと願う一方で、「親には感謝しなければいけない」「親のことは好きでいなければならない」といったような強迫観念の狭間で、もがき、苦しんでいたのでしょう。

渡辺さんの「親を嫌っても良いのだ」という言葉を聞いた時、この19歳の心は少しだけ救われたのではないでしょうか。

19歳の切実な叫びを機敏に感じ取り、「ここまで育ててくれたのだから、親に感謝して…」というような現実から目を逸らすような綺麗事でまとめず、あえて親を嫌っても良いと言い切った渡辺さんの慧眼は特筆に値するものです。また、同時に、今までうやむやにされてきた毒親の問題に鋭くスポットライトを浴びせているのかもしれません。深く考えさせられてしまいます。

 
プレビュー画像:  / © Twitter/_ripshit
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