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コロナ感染再拡大中のハロウィンパーティに苦言を呈した母親

コロナ危機は新たな段階を迎えています。夏には少し落ち着き、楽観視した人も多かったのですが、再び多くの人がウイルスの脅威に直面しています。アメリカや欧州では外出規制やロックダウンなど厳しい措置に踏み切った都市も少なくありません。しかし問題なのは、その措置を妥当だと考える人と、厳しすぎると考える人が極端に分かれていること。

ドイツ、ハンブルグの2児の母ステフィは、規制を真剣に受け止めており、多くの人がこの感染症を軽視している現状に危機感を抱いています。彼女が何より悔しいのは、この状況を我慢している子どもたちや、孫に会いたくても会えない高齢の父親の想いを知っているからなのです。そのため、ステフィはアパートの廊下に次のようなメモを貼りました。

「親愛なる住人の皆さん、親愛なるパーティ好きの皆さん

私はそろそろ、土曜の夜は自宅のソファーでくつろぎながら赤ワインを楽しみたい年齢です。もう分別のつく年齢なので、自分のことは顧みず、みなさんに忠告させていただきます。

皆さんの状況は理解しています。7ヶ月もパーティーをしないなんて最悪!ありえない!そうですよね。

では、私の視点でお話ししましょう。

10月31日時点でのハンブルグの法的措置は以下の通り。私的な集まりは二世帯最大10人まで(子どもの誕生日を除く)、 午前0時以降の騒ぎや違法薬物の使用は禁止。

10月31日土曜日のこのアパートの実情は以下の通り。3つのハロウィンパーティ+αが盛大に開催され、大混雑と大音響がどこかしこで発生。翌朝、アパートの廊下には血の海が。

私の子どもたちは祖父に7ヶ月会っておらず、誕生日のパーティも、スポーツも、友達に会うこともできません。それでも、毎日マスクをつけて学校に通っています。毎日8時間も。

もっとわかりやすく言いましょう。あなた方が再開を待ち望んでいるイベント業界は、私たちがロックダウンに協力しなければ破滅するでしょう。

Pixabay/StockSnap

あるいは、もっと噛み砕いて言えば、こういうことです。

力を合わせて我慢する + 一定の時間 = 楽しい日々が来る
我慢しない + 一定の時間 = 楽しい日々はこない
ロックダウン中にパーティ + 私 = 警察

みなさん、良い休日を。

​ステフィ(3階の頑固な老婦人)」

フェイスブックに投稿されたステフィの投稿は多くの人々の賛同を得ています。

日本でも楽しみにしていた学校行事などがなくなっても我慢している子どもたちの姿に、多くの親御さんが心を痛めています。Withコロナの今、大人たちは責任ある行動で子どもの未来を守っていきたいですね。

プレビュー画像: ©Facebook/SteffiBanowski ©Pixabay/StockSnap