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品種の本来の特性を全く活かしていない犬たち19匹

古来より犬は私たち人類のパートナーとして共に暮らしてきた歴史があります。古くから番犬や狩猟犬、牧羊犬、そして現代では救助犬や盲導犬、セラピー犬など、犬は様々な形で人々の生活に貢献してきました。長い時間をかけて品種改良を重ね、それぞれ特性を備えた犬種が作り出されました。現在、私たちが日常生活で目にする犬の多くは、そうした品種改良により生まれた犬種なのです。

しかし、ペットとして犬を飼うことが一般的になった現在では、犬の品種改良当時の本来の目的とはもはや無縁の生活を送る家庭犬ばかりです。当初の品種改良された特性を全く活かすことなく楽しく「愛犬ライフ」を満喫するワンコ19匹をご覧ください。

1. 「この子はウィンストン。盲導犬の訓練を受けたものの、怠けもののせいか、モチベーションが低すぎるため失格。今は1日の95%をソファでイビキをかきながら過ごしてます」

2. 「ウサギの巣穴にもぐって追い出す猟犬として品種改良された犬種ダックスフンドとシュナウザーのミックス犬のウイリアム。なのに地面の掘り方すら知らない」

3. 「こちらはプードルのニュートン。プードルは本来泳ぎが得意で鴨猟の回収犬らしい。なのにこの子は水恐怖症。でもデスクの下で何時間も足を温めてくれるの。それに郵便配達員とも仲良し」

4. 「この子はグレゴー。目の不自由な人を支える盲導犬として訓練を受けたけど、フレンドリーすぎて社交に気を取られて任務を全うできないため、今では良きペット」

5. 「牧羊犬として生きるより、こっちの暮らしの方が快適そう」

6. 「こちらは救助犬のコーディ。多分、ライオンや猛獣の狩猟用に作られた犬種ローデシアン・リッジバックのミックス。ボールを追いかけるのが大好きで水恐怖症。お昼寝をしてると必ず添い寝してくれる、とってもいい子」

7. 「この子はバディ。狐狩りの猟犬として品種改良された犬種。でもカクテル飲んでおつまみ食べてるほうが好きみたい」

8. 「バーネーズ・マウンテン・ドッグのパイパー。牧畜犬・護衛犬として、また荷車を引く輸送犬として用いられていた犬種。どうやら体重の10倍の重量を引っ張ることができるらしい、つまり約540kg…そんなパイパーは1日19時間をゴロゴロ寝て過ごすのが好き。たまにベッドとソファを移動するくらい」

9. 「この子はゴールデンレトリバーのティリー。しばらく待てば拝借したものを返さなくても済む術を学んだティリー、今後も素敵な物を求めて物色してます」

10. 「15歳のラブラドール犬ウッディ、日々盗み食いに命かけてます」

11. 「エメットは狐狩りで知られるフォックスハウンド犬、でも猟はせず花を愛でる」

12. この子はガミン。グレートデンは狩猟犬として改良された犬種だけど…この子の場合、誇り高く昼寝する技術は博士号級」

13. 「我が家のファーガスはコリーとレトリバーのミックス、つまり牧羊犬と救助犬のいいとこ取り。でもこの子の唯一の使命は人間や猫が特等席に座るのを妨害すること」

14. 「こちらはアイリッシュ・ウルフハウンドのマードック。狼やヘラジカ猟、戦闘で騎乗の戦士を引きずり下ろす役目を果たしていた伝説の犬種。でも現代生きるマードックの特技はハグとポークチョップ泥棒、そして自分のオナラにびっくりすること」

15. 「この子はツェッペリン、ラブラドールとグレートデンのミックス。イノシシ狩猟犬と救助犬として改良された品種…でもそれとは無縁に本犬は虫やヒキガエルと遊んだり、キノコを鼻で掘り出したり、伸びをしたりして日々楽しんでます。かなりのママっ子です」

16. 「ニューファンドランド犬のカーラ。水難救助犬として改良された犬種だけど、この子は水の中でただまったりするのが好きみたい」

17. 「サルーキ犬のパーシー。砂漠由来の猟犬だけど、この4年間でパーシーが捕まえたのは、リス1匹だけ。怪我もなく無事にリリースしました。ひたすら眠るのが大好きな子です」

18. 「ジャーマン・シェパードのベイリー。この子の日課は目覚ましのスヌーズを押し続ける誰かの布団を引き剥がすこと」

19. 「ジャックラッセルテリアのバーニーの体重は4.5kg。例え恐怖に打ち勝って狐狩りの猟犬になったとしても、小さすぎて話にならなさそう。その代わり、ミニテニスボールを追いかけ、チーズをおねだりする日々を送ってます」

元々は用途に合わせて品種改良された犬種ですが、現代では必ずしもその目的に沿った役割を求められているというわけではないようです。大切なことは家庭でペットとして暮らす犬たちが幸せであるかどうか、それに尽きますね。