ちえとくをフォローする

人気の記事

DNA検査で衝撃の事実!生涯の友は実の兄弟だった

74際のウォルター・マクファーレンと72歳のアラン・ロビンソンは幼馴染。小学校で出会った2人は、やがて生涯にわたる友情を育み、時を経るごとに親密になっていきました。

ウォルターは、1943年にハワイのオアフ島ホノルルで生まれました。当時ハワイは日本軍による真珠湾攻撃の影響で社会情勢は非常に不安定でした。ウォルターの母ジャンビエールはなんらかの理由で彼を養子に出しました。

©Youtube/Steve TV Show

ウォルターの誕生から15カ月後、同じくホノルルでアランが誕生しました。彼もまた、養子に出されました。「でも、それは私にとっては辛い思い出ではなく、むしろ逆でした。私は想像できる限り最高の人々に育てられたのです」とアランは語ります。

「ウォルターはすぐ近所に住んでいました。彼の養母は、私の家族と仲良しでした。私の養母は保健室の先生だったので、ウォルターが怪我や病気をするたびに、家族間で会話があったのです」

©Youtube/Steve TV Show

二人は同じプナホウ・スクールに進学します。「二人とも学校のフットボールチームに所属していました。二人ともベストプレーヤーでした」とウォルター。

色々な点で似ていた二人は趣味も似ており「同じ女性と結婚しそうだな」という冗談さえ交わされていたと言います。その後、二人はそれぞれ家庭を築きながら、アロハ航空の野球チームで一緒にプレーしたり、アランのヨットでクルージングをしたりして交流を深めていきます。

©Youtube/Steve TV Show

ウォルターは最近になり、自分の過去に興味を持ち始めます。「上の娘のシンディが、どうしても私の産みの父親を探したいと言うのです。子どもたちが私にプレゼントしてくれたのが遺伝子検査キットでした」とウォルターは言います。

幸運か偶然か、アランもその頃、自分の出自に興味を持ち始めていました。「自分に子どもができてから、家族の歴史に興味を持つようになりました。それに、色々な書類を書くときに健康に関する質問に答えることができなかったことも理由の一つです」とアラン。

二人は偶然にも同じ時期に同じ会社のDNA検査を受け、衝撃的な事実が判明します。2人は異父兄弟、つまり同じ母親を持つ実の兄弟だったのです。

©Youtube/Steve TV Show

60年来の親友が実は兄弟だったなんて!二人が同じ時期にDNA検査を受けたことは、運命のいたずらなのか、あるいは血のつながりの為せる技なのでしょうか。

二人はさぞ喜んでいると思いきや、「最初はショックで、ひどく打ちのめされたような気分になった」といいます。実の兄弟がこんなに近くにいたことに60年も気づかずに過ごしていたことに、やるせなさを感じてしまったのかもしれません。

もちろん、60年来の親友二人は、これからは家族としてさらに温かい関係を築いていくことを楽しみにしています。兄弟はこのビッグニュースを大家族のパーティーで発表します。「普段はめったに泣いたりしないのに、みんなの前で思わず泣き崩れてしまいました」とアラン。「とにかくそれはとても感動的な経験でした。ウォルターの家族はとても温かく、迷うことなく受け入れてくれたんです」

自分の出自を探る旅はまだ終わっていないとアランはいいます。彼らは今でも実の父親が誰なのかを知りたいと考えています。二人の父親が同一人物である可能性もあるということです。

誰もがDNA検査を受けられる現代ならではの驚きのニュースですね。

 

プレビュー画像: ©Youtube/Steve TV Show