ウクライナのドネツクで妹をかばって兄が足を失う

ウクライナのドネツク近くのイロバイスク出身のジマ・ペイレンコは当時9歳。両親とおばあさん、そして可愛い妹と一緒にこの小さな町で仲良く暮らしていました。 しかしこの幸せな生活は、ある日突然変わってしまいました。

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ウクライナで内戦が勃発し、爆撃を避けるために、ジマの家族はおばあさんの家の地下に引っ越しました。裏庭に出ることさえ危険でした。「突然彼は大人になりました。昨日までゲームをしてたのに、戦争が起こっていきなりシリアスになって、妹のことを片時も離さずに守るようになりました。」とお父さん。

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しかし誰も予想していなかったようなことが起こります。この日、外は静かで、戦いの音など全く聞こえませんでした。ジマと妹のレラは久しぶりに外で遊びました。新鮮な空気を胸にいっぱい吸い込み、満面の笑みを浮かべます。するとどうでしょう。爆弾が自分たちの方に向かってきます。ジマは「危ない!」と叫びます。彼はレラを地面に伏せさせ、自分の体で守ります。自分の命を妹のために投げ出しました。その数秒後爆発が起こりました。

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お父さんは真っ先に外に駆け出しました。すると大事な息子の泣き声が聞こえます。彼によると「走り寄ると見えました。足がほぼ捥げていました。体にかろうじて付いている状態でした。」それでも嗚咽の合間にジマは聞きました、「妹は生きてる?息してる?」彼のおかげで妹の命は無事でした。

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ジマのおじさんも助けるために駆け寄りました。洗濯の物干しの紐でジマの足を縛り、爆弾の降る中病院まで連れて行きました。かなりの血を失いましたが、その間にもジマは妹の安否を気にしていました。そして気を失いました。4人の医者が彼の命のために格闘しました。施術したウラジミール・ストレルツォフは、今まで12年間の経験の中で、このような話を一度も聞いたことがありませんでした。病院にいた全員がこの小さなヒーローの命が助かることを祈っていました。医者は脚をできるだけ残してあげたかったのですが、感染症の心配から切断しなければなりませんでした。

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少年が目をさますと、両親は面会を許され、病室に入りました。お父さんがどのようにこの辛い現実を彼に告げようと悩んでいると、「お父さん、俺はもう大人だよ。何が起こったか理解している。いつ家に帰れる?」とジマに言われました。お父さんは涙を隠すために顔を背けました。ペイレンコ一家には爆弾によって破壊され、もう帰る家がなかったのです。

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しかしこの話は瞬く間に広まり、ジマに義足が必要ということで、いきなり募金の収集が始まりました。なんと3日で十分なお金が集まりました。国内からも国外からも心配してお金が送られたのです。

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マリウポリにある病院の部屋には玩具などのプレゼントが続きました。そして一家には新しい家が送られました。特製の義足で彼は再び歩けるようにリハビリを続けます。医者は近いうちに彼は走ることもできるようになり、普通の生活ができると説明します。

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幸いジマはその後もすくすく成長しています。再びカリーニングラード周辺などでも緊張するような状況が続いていますが、このような悲しいことが起こらないといいですね。

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