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【イヤだ!こんな未来予想図】20年後のデスクワーク従業員の姿をリアルに予想した人形が不気味すぎる!

デスクワーク中心の事務職やデザイン系の仕事など、1日中オフィスに腰掛けてパソコンとにらめっこ…そんな「座りっぱなし」状態で毎日フルタイム勤務する人はかなり多いのではないでしょうか。長時間椅子に座ったままの慢性的なデスクワークは疲労や業務効率の低下を招くだけではありません。運動不足による血行不良により、重大な病気の引き金にもなりかねないなど健康に大きな悪影響を与えるリスクが指摘されています。

また、デスクトップ型に比べモニターが低い位置にあるノートパソコンを覗き込む前屈みの姿勢を長時間続けることによって、首の痛みや肩こり腰痛を発症するだけでなく、体が前傾姿勢で固まり椎間板が圧迫されることにより頭痛、めまい、耳鳴り、手のしびれや吐き気などを引き起こす「デスクワーク症候群」のように、年々「首からくる不調」を訴える人が増えています。

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長時間ずっと座りっぱなしの状態を避けるためにも、30分に1度、少なくとも1時間に1度は席から立ち上がって動くことが奨励されています。1時間おきに5分ほど歩くだけでも血行の改善が期待できるそうです。休憩時間に数分ウォーキングしたり、コピーや資料を取りに行ったりと積極的に体を定期的に動かすことで、長時間座ったままにより滞った血流を勤務しながら改善することができます。

勤務中に積極的に体を動かすよう意識しないまま、パソコンにかじりついたままデスクワークを続けると人はどうなるのでしょうか? その答えは「エマ」を見れば分かるかもしれません。

Youtube/Fellowes Brands

長期間デスクワークを続けると人はどのように変貌するのか…行動学者ウイリアム・ハイアム率いる人間工学専門家と医師らによる研究チームが、フランス・ドイツ・イギリス国内で1日6時間以上座りっぱなしのデスクワーカー3000人以上のデータをもとに、20年後のデスクワーカーの姿を予測した等身大モデル「エマ」を作成しました。

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3Dプリンターを使い研究結果をそのまま具現化した等身大モデル、エマ。世のデスクワーカーにとって少しゾッとするような不気味な姿の未来予測モデルです。

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まるで背中にコブがあるかのような不自然な前屈みで固まった前傾姿勢。20年にわたり日々ノートパソコンのモニター画面を覗き込んで仕事をしてきた様子が伺えます。スクリーンを見続けることによりドライアイを発症し充血した目、座りっぱなしの勤務形態による慢性的な血行不良がもたらした静脈がこぶ状に浮き出る下肢静脈瘤、むくんだ手首と足首、オフィスの人工照明に長時間さらされることによる肌荒れ、ストレス性の湿疹…さらにはオフィスの劣悪な空気環境に適応するためフィルターの役割を果たす鼻毛や耳毛までが伸びています。

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「デスクワーカーの職場での勤務スタイルを根本的に変えなければ、オフィス勤務により健康を害してしまいます」とハイアムは語っています。

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「デスクワーカーは1日の大半をオフィスで過ごしています。オフィスワークのあり方について大幅に見直し、デスクワーカーの働き方や職場環境が改善されなければ、将来彼らは深刻な健康問題を抱えることになります」

実際にオフィスに「出勤」するエマの動画はこちらからご覧いただけます(英語音声のみ):

「エマはすでに手遅れですが、現在デスクワーク勤務する人々はまだ間に合います」とハイアムはデスクワークのあり方について警鐘を鳴らしています。

プレビュー画像: © Youtube/Fellowes Brands