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スポーツ

アルゼンチンの巨人は日本人選手を打ち破った。しかし試合後日本人選手にしたある行為に目を見張らざるをえない。

テニスの四大大会の一つである、全仏オープンがフランス・パリで行われています。常に注目を浴びる存在である錦織圭選手や、日本テニス界の新星ダニエル太郎選手、今をときめく大坂なおみ選手など、残念ながら日本勢は敗れ去ってしまいましたが、その善戦は熱狂をもって迎え入れられましたね。

そんな中で、5月30日に素晴らしい熱戦を繰り広げたのが西岡良仁選手です。身長171センチと、テニス選手としてはかなり小柄な体格ですが、粘り強くアグレッシブなプレースタイルから、「ファイター」と呼ばれています。

その日の対戦相手はアルゼンチンのフアン・マルティン・デル・ポトロ選手。錦織選手とほぼ同年代の選手で、身長198センチと、テニス選手の中でもひときわ目を引く巨人として知られています。

3時間46分にも及ぶ激闘の末、惜しくも西岡選手はフルセットで敗れてしまいました。しかし試合後、歩み寄る両選手の間で起こったことに、目を見張ります。

Twitter@tautenikun

なんとデル・ポトロ選手、西岡選手に深々とお辞儀をしたのです!

微妙にタイの挨拶とごっちゃになってる気がしないでもないですが…西岡選手の笑顔を見れば、そんな細かいことは気にしなくてもいいかと思えます。試合後の健闘を称え合う美しいアスリートたちです。

Twitter@madameHERMES

この微笑ましい光景に、会場からも溢れんばかりの拍手が。遥かに経験と体格で上回るデル・ポトロ選手に果敢に立ち向かった西岡選手には、「ヨシ」コールまで沸き起こったとか。

「彼に敬意を示したかったんだよ。日本人がみんなあんな風にお辞儀するのを見てたから…」

デル・ポトロ選手は会見でそう語っています。

実はデル・ポトロ選手は同年代の錦織選手とダブルスを組んだ経験があり、共に練習するなど、日本の文化と接点があり、以前から日本文化に関心を持っていたようです。

試合後の会見では、「西岡選手はとてもタフな相手だった。素晴らしいフィジカルを持っているね。素早くて、バックハンドもフォアハンドも、とても良い」と称賛するコメントを寄せています。

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いかがでしたか?デル・ポトロ選手はこの他にも、今大会でボールキッズの少女が茂みの高いところに挟まってしまったボールに届かずに困っているところ、近寄ってひょいっと取ってあげたり、「優しい巨人」っぷりをいろいろな面で炸裂させています。そんなデル・ポトロ選手もその後の試合で惜しくも敗れ去ってしまいましたが、その朗らかな性格でこれからも突き進んでいってほしいですね。爽やかなスポーツマンシップ、ぜひシェアしてください!