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29歳の女性は丸刈りにした動画を投稿した。理由を知って彼女から目をそらすことができない。
ビデオブロガーのイ・セビョクは、Instagramで22万人、YouTubeでは62万人のフォロワー数を誇るソーシャルメディア界のビューティースター。
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5年前からメイクアップ動画や旅行の様子などを投稿し始めたイ・セビョク、今では立派なインフルエンサーの地位を確立していると言っていいでしょう。
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そんな彼女が今年3月にYouTubeに投稿したある衝撃的な動画が今話題になっています。バリカンで髪の毛を完全に剃り落とす様子を公開したのです。
イ・セビョクは今年2月に血液のがんの一種である悪性リンパ腫と診断され、化学療法を開始していました。豊かな髪の毛が毎日ゴッソリと抜け落ちていく様子にショックを受け続けていました。「昨日もたくさん泣きました。朝起きてあまりに多くの毛が抜けていて、もう起きたくなかった」とセビョク。
治療のため入院することになったセビョクは、「入院中も抜け続けるのだったら」と思い切って頭を剃ることにしたのです。この決断に至るまでは、薄くなった頭髪をウィッグで隠して撮影することもあったというセビョクですが、いつしか「恥ずかしいことではないのに、なぜ隠すのだろう？」と疑問に思い始めていました。
「私が坊主になったところを見て、気を悪くす人もいるかもしれない…少し心配です。母や姉も坊主の私を見たらショックを受けるでしょう。そんなに驚いて欲しくないけど…」とセビョク。不安な気持ちを抱えながらも、美容院に向かいます。
「全部剃ってください」という注文を聞いた美容師は、最初は驚いた様子でしたが、「これで治療が進みますように！」と引き受けます。どんどん短くなっていく髪の毛。気丈だったセビョクですが、バリカンが入ると思わず涙がぼれます。でも数秒後には再び鏡の中の自分を見つめます。
しばらくして「キウイみたいになっちゃった」と笑うセビョク。すっかりきれいに剃ってしまいました。
動画を投稿することにした理由をセビョクはこう説明しています。
「心配でたまらなくなった時、私はいろんな人たちの闘病の様子を読みました。そういう記事を読んで私は慰められたし、自分に負けないでいることができたと思います。だから、この動画が誰かにとってそんな存在になったら嬉しい。”共感”することで湧いてくる力だと思う。
それから一応言っておくと、頭を剃る前は毎日が地獄のようでした。でも頭を丸めるなんて、がんにならなければできなかったことでしょう。それに今の方が頭皮ケアができる。長い髪の頃はあんまりできなかったから。
これからも元気でいたいです。みなさん良い一日を！」
美しい自分の姿を見せてきた彼女にとって、頭を剃る自身の姿を公開するのは勇気が必要だったはずです。でも、同じ境遇にいる人を励ますことができればと公開に踏み切りました。
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セビョクは、髪を剃ったことで「感情を制御できるようになった」と言います。「自信いっぱいに振る舞うことで、がんなんて怖くないと自分に言い聞かせているのです」とセビョク。
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SNSで自身の闘病生活を公開することで、フォロワーや視聴者から大きな力をもらっているというセビョク。彼女のInstagramアカウントや、YouTubeページをぜひ訪れてみてください。視聴する私たちも元気をもらえるはずです。セビョクの闘病
