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【天使の笑顔!】4歳のダウン症の男の子のチャレンジ

キルステン・バクスターとスチュアート・バクスターはイギリス南部のロチェスター出身の幸せなカップル。4年前、二人は新しい家族に恵まれました。ライリーという可愛い男の子です。でも、ライリーがダウン症であると医師から告げられ、二人は大きなショックを受けました。

「息子がダウン症だと分かったとき、私は泣いてしまいました。彼を愛せないからではありません。障がいのある息子がどれほど厳しい世界で生きていくのだろうかと想像したからです。最初に私の頭によぎったのがそんな恐怖でした」と、父親のスチュアートは言います。

でも両親はその不安が杞憂だったとすぐに気づいたと言います。「私の認識は完全に間違っていました。私たちは未知のものへの恐怖にとらわれていたんです。今知っていることを当時知っていたら、私は全く動じなかったでしょう」

それどころか、二人は、人生への情熱と希望に満ちたライリーに驚かされる事ばかりだと言います。「ライリーはみんなをハッピーにしてくれるので、私たちは「スマイリー・ライリー」と呼んでいます。彼の笑顔はみんなを元気づけるんです。ライリーは、精一杯毎日を生きており、他の人の何倍も努力して、話すことや歩くことを学んでいます」

ライリーは筋力低下によって3歳まで歩行器が必要でした。また、長い間、言葉を発しなかったため、手話でコミュニケーションをとっていました。今では簡単な文章を話し、数を数えることもできます。そして何をするときも、笑顔でやりとげるのです。

このライリーの陽気で前向きな性格と愛らしい笑顔が、この少年に幸運を運んできました。4歳の彼は、イギリスの小売りチェーン 「マザーケア」 のモデルとして広告に出演することになったのです。彼はカメラが大好きで、モデルの仕事をとても楽しんでいるそうです。

もちろん、4歳のライリーにとって仕事がすべてではありません。幼稚園に通うライリーの周りにはいつも友達が集まっています。

友達の誕生日パーティに招待されたときの印象的なエピソードをスチュアートは振り返ります。「私たちはパーティーに少し遅れてしまったんです。到着すると、妖精の衣装を着た女性の周りに20人ほどの子どもたちが座っていました。誰かが私たちに気づいて、ライリーの名前を呼ぶと、すぐに子どもたち全員が彼の方へ走ってきたんです。息子がみんなに愛されていることを知って感動しました」

ライリーの笑顔はほんとうにかわいいですね!ライリーはモデルのマネジメント事務所と契約し、これから活躍の場を広げていく予定です。ライリーのチャレンジは、障がいの有無を問わず。どんな人も自分らしくいることができる社会の実現にきっとつながっていくでしょう。ライリーに心からエールを送ります!