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【楽しいボート遊びが一転】あるものを見落としたばかりにダム転落のピンチに陥った女子4人

夏本番まであと少し。気温が高くなるにつれ、水辺でのレジャーの機会も増える季節です。しかし、海や川、湖などですごす楽しい1日がふとしたことから一転、思わぬ事故が起こる可能性があるのです。

米テキサス州オースティン・トラビス郡のコロラド川沿いの貯水湖「レディバード湖」で、6月10日、レンタルの小型モーターボートに乗った女性観光客4人が湖と隣接するダムにボートごと転落寸前という危機的状況に陥りました。

地元警察や救急サービスにはダム周辺の目撃者からの通報が相次ぎ、救急隊員が駆けつける事態となりました。

一体、どのような状況だったのでしょうか?

こちらの画像をご覧ください。

 

なんと、女性客4人を乗せたモーターボートが貯水湖からせり出し、今にもダムに転落しそうな状態です。ボートの重心が前に傾けば落下、ダムの下はコンクリートのため、もし転落すれば惨事は免れないでしょう。

オースティン警察によると、女性客たちはお喋りに夢中になっていたため、ダム壁接近の警告標識を見逃し、気がついたときには脱出するための十分な電力がなく、そのままダム壁に乗り上げてしまったそうです。

最初に現場に駆けつけたのは、女性客らから連絡を受けたレンタル会社のスタッフでした。スタッフ自ら危険を顧みず自分の小型ボートを女性客の乗ったボートに結びつけ、湖沖に引き戻そうとしますが、問題のボートはダム壁に乗り上げてしまっており、小型ボートの牽引力では引き戻すことができません。

スタッフは女性客を乗せたボートがこれ以上水流に押されてダム壁からせり出すことのないよう、ロープを繋いだまま警察に通報し、救助を待つより他に方法はありませんでした。

 

現場に到着した救急隊員により配られた救命胴衣をつけた4人は、その後ボートごと警察のボートによってロープで外洋に引き戻されました。

幸い、けが人も出ず無事に救助は成功しましたが、もしもしボートがダム壁を越えていたら、命に関わることになったいただろうと地元警察は語っています。また、連日の降雨によりダムの放水路は開いており、湖沖からダム壁に向かい水流が流れていたことにより、ボートがダム壁に押し流される状態となったそうです。

楽しい女友達同士のレジャーが一転、バランスを崩せば今にもダム転落しそうな崖っぷち状態から、無事に生還することができた4人の女性。まさに九死に一生を得たといってもよいでしょう。レジャーという非日常の中のちょっとした油断から、ダム壁接近の警告標識に気づかず、危険なダム壁に近づき、あわや転落の危機を招いた今回の事件。観光やレジャーなどでの気の緩みが思わぬ事故を引き起こすということを教えてくれるエピソードでもあります。

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プレビュー画像: ©️twitter.com/ATCEMS