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アンビリーバボー

医師が大腸内視鏡検査で59歳の腸に信じられないものを発見

※この記事には衝撃的な画像が入っています。ご注意ください。

医師や看護師の前では、恥ずかしいも何もありません。体を見せるのを恥ずかしがって検査を受けずにいたら、病気の兆候を見逃してしまうでしょう。

とはいえ、いくら検査の必要性を分かっていても、内視鏡を挿入する大腸内視鏡検査はなかなか勇気がいるものです。患者にとっては冷や汗ものの瞬間ですが、医師や看護師にとっては、日常の一コマ、粛々と作業を進めていきます。ところが、ある医師が信じられないものを大腸に発見したと話題になっています。

2019年、59歳男性の検査をしていた医師は、大腸壁にある生物を発見したのです。

それはテントウムシ。しかも生きていて、出口を探しているようでした。

サラダなどに紛れ込んでいたテントウムシを誤って飲み込んでしまったのか、それとも眠っている間に口の中から入り込んだのか…なぜテントウムシが大腸にいるのかは謎のままです。

しかしさらに不思議なのは、なぜまだ生きているのか、ということでした。内視鏡検査をするには、事前に腸内を洗浄する必要があります。患者は4.5リットルものポリエチレングリコールをベースにした電解液を飲んでいました。

この液体には下剤の作用があるので、大腸のひだの隙間までキレイに洗浄され、不純物は押し流されます。しかしこの電解液のおかげでテントウムシは胃液で溶かされることなく、大腸までたどり着いたようです。

様々な症例を見てきた医師もこんな前例は見たことないと、科学誌に論文まで掲載したほどです。

まして自分の体内に元気なテントウムシがいると分かった患者の驚きたるや…。不思議なこともあるものですね。

出典: iflscience
プレビュー画像: © Facebook/John Peter