ちえとくをフォローする

えらい

赤ちゃんを抱えて講義する大学教授 その理由に…

2017年、アメリカ、テキサス州で起こった出来事が今、インターネット上で大きな注目を集めています。

アシュトン・ロビンソンは、テキサス州にあるテキサスA&M大学の学生。彼女はシングルマザーで、1歳の息子エメットを育てながら学業に取り組んでいました。

しかしそれには大変な困難が伴います。講義の間、エメットの面倒を見てくれるベビーシッターを見つけることができなかったのです。

エメットを一人にするわけにもいかず、やむをえず「今日の講義は欠席します」と電話で教授に連絡を入れたアシュトン。

しかし、電話越しにヘンリー・ムソマ教授がかけてきた言葉は、あまりにも意外なものだったのです。

何が起こったのか…

実際にその画像をご覧ください!

なんということでしょう!

教授が講義中、その腕に抱えている赤ちゃん…他でもない、エメットでした。そう、なんとムソマ教授は、「エメットも一緒に連れてきなさい」と言ってくれたのです。

しかも教授、教室にエメットを連れてくることを許してくれただけでなく、なんと教授自身がエメットを抱えて講義を行うという神対応を見せてくれたのです。

これは、アシュトンが教室内にエメットを連れてくることで肩身が狭い思いをしないようにするための、教授からの思いやりだったのではないでしょうか。

それ以上にひょっとすると、「母親になろうが、父親になろうが、それでも学問を続けていいんだよ」という、教授からのメッセージだったのかもしれません。

「教授に『シッターがいない』と連絡したら、 『ぜひ連れてきてください』と言ってくれたんです。シングルマザーはとても大変ですが、ヘンリー・ムソマ教授のような方がいてくれるからこそ、ほんの少し生活を楽にすることができるのです。この日のことは絶対に忘れません。いつかエメットに、こんな人のおかげでママは世界一の大学を卒業できたんだよって言える日が来ることを待ち望んでいます」

アシュトンがそんなコメントと共にこの出来事をFacebookに投稿すると、瞬く間に投稿はアメリカ中の注目を集めました。

「なんて素敵な教授!」「素晴らしい光景だね」「私もシングルマザーだけど、とても温かい気持ちになったわ」…そんなコメントで埋め尽くされ、現在までで5万近いいいね!を集めています。

いかがでしたか?

子供を持ってしまうと、つきっきりで子供の面倒をみる必要が出てくるため、特に母親は進学したくともその夢を断念しなければいけないケースがほとんどです。これは日本でもアメリカでもほとんど違いはありません。

けれども、ムソマ教授のような人がいればきっと、理解は広まっていくはず。親になったって、勉強を続けても良いのです!

プレビュー画像: ©Facebook/Ashton Gutierrez