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アンビリーバボー

驚くべき愚行により命を落とした者に捧げる「ダーウィン賞」歴代の受賞者たちの事例に開いた口が塞がらない!

世界的に顕著な功績を残した人物に贈られる賞の権威「ノーベル賞」、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる業績」に対し、笑いと賞賛、そしてときには皮肉を込めて贈られるノーベル賞のパロディ版「イグノーベル賞」。世の中には様々な賞が存在しますが、その中でも一際異彩を放つ「ダーウィン賞」をご存知ですか?

ダーウィン賞とは、驚くべき愚かな行為により死亡、或いは生殖能力を失うことによって、自らの劣った遺伝子を未来に残すことなく人類の進化に貢献した人物に贈られる学術的なものとは一切関係のない賞です。つまり、図らずも「愚かな遺伝子を後世に伝えないことで人類の進化に貢献」した者に対して皮肉を込めて贈られる賞なのです。

「進化論」の提唱で知られるイギリスの偉大な生物学者チャールズ・ダーウィンにちなみ名付けられただけに、さぞかし権威のある賞かと思いきや…愚行により自滅の道を進んだ人物を称えるかなりブラックジョークの効いたこのダーウィン賞。

残念な形で人類の進化に貢献した受賞候補者のノミネート条件はかなり厳しく、「精神疾患を持たず正常な判断ができるにも関わらず、ユニークかつ驚異的な愚行により命を落とすか生殖能力を喪失し自らを自然淘汰してしまった人々」が対象となります。

稀に見る愚行により見事ダーウィン賞受賞に輝いた、歴代の受賞者たちの華々しい愚行事例を紹介します。

1. 男らしさをアピールするため、チェーンソーで自らの首を切断。(1996年ポーランド)

な、なぜに…意味不明のアピール方法。

2. 「女にペニスを切断された」と主張していたが、実は自分で切断していた男。(1997年アメリカ・生存)

何目的?もしや精一杯の見栄だったのか?

3. 夫婦喧嘩の末に妻をアパート8階のバルコニーから放り投げた夫。送電線に引っかかった妻を見て、なぜか自らもバルコニーから飛び降り、そのまま地面に激突して死亡した。(追撃のためか救出のためかは不明)ちなみに妻は近くのバルコニーから無事救助された。(1998年アルゼンチン)

追撃って。せめて救出のためであってほしいわ(願望)

4. 夏時間と冬時間を取り違えて時限爆弾を設定し、運搬中に爆死した3人のパレスチナ人テロリスト。(1999年イスラエル)

なんかもう…切ない。

5. 友人宅で水槽掃除を手伝っている最中に、金魚をふざけて飲み込んだ23歳の男性。しかし約15センチの大きさにまで成長した金魚が必死に抵抗した結果、喉に詰まり窒息死。(1998年アメリカ)

水槽内の他の魚を食べて巨大化した金魚を飲み込んで処分しようとしたとか。23歳にもなって…金魚もとんだ災難ですね。

6. 動物園のトラの首に新年を祝う花輪を掛けようと、檻に侵入。そのまま襲われた酔っ払い2人。(1996年インド・1人死亡、1人生存)

7. 「ライオンよりも強い」というカンフー師匠の言葉を真に受け、ライオンとガチファイトをするため地元動物園のライオンの檻に侵入。その結果、ライオンに倒されることに。(1996年オーストラリア

百獣の王に勝負を挑んだのか…ため息。

8. 呪術的なローションを2週間使用した後、不死身になったことを確認するため友人に自らを撃たせ死亡。(2001年ガーナ)

呪術的なローションって何?…知りたいような知りたくないような

9. 山道を車で走行中にブレーキが利かなくなり、同乗者8人に何も告げず車から脱出、頭を強打して死亡した運転手。なお、車は残された同乗者の操作によりすぐに停止したため、同乗者に怪我人は出ず。(2001年アメリカ)

10. 井戸に落ちたニワトリを助けようと農夫とその家族達総勢6人が相次いで井戸へ飛び込み、全員溺死。ちなみにその後ニワトリだけは無事に引き上げられ、生き残った。(1995年エジプト)

11. シャチと泳ごうとして閉館後の水族館プールに侵入。しかし水中に引きずり込まれ死亡。(1999年アメリカ)

シャチに罪はないはず…

12. 急いでいたため走行中の電車を弾き飛ばそうと踏切に突っ込み、反対に弾き飛ばされ死亡したドライバー。(2001年アメリカ)

電車に挑んだのか…

13. スイス陸軍の中尉が自身の隊に急襲訓練を行うことを個人的に思い立ち、銃剣を手に隊員を襲撃。驚いた隊員に射殺される。(2005年スイス)

仕事熱心ぶりが仇に。急に隊長に襲われた隊員もさぞかし怖かったことでしょう…

14. 1.5リットルのシェリー酒を肛門に注入し自ら浣腸を行い、アルコールの過剰摂取で中毒死したアルコール依存症の男。(2007年アメリカ)

シェリー酒で浣腸、しかも1.5リットル…すごい発想!

15. エレベーターが直前で扉が閉まったことに腹を立てた男性が、電動車いすで扉に3度体当たりをし扉を破壊。そのまま昇降路へ落下し死亡。(2010年韓国)

監視カメラが捉えた映像が話題になりましたね。

16. オートバイのヘルメット着用義務化に抗議するため、ヘルメット不着用で走行中に事故を起こし、頭を強打して死亡。(2011年アメリカ)

自らの命をもってヘルメットの必要性を証明してしまいました。

17. ボトルの中の液体を酒だと思って飲んだらガソリンだったため、慌てて吐き出し服がガソリンまみれになった。口直しのためにタバコに火をつけようとして引火し焼死。

そんな理由で…残された家族や親しい人々が気の毒です。

18. 自動車が通れないように跳ね上げられた状態の跳ね橋を、助走をつけた自動車に乗り込んで飛び越そうとしたが失敗し、車ごと川に落ちて溺死した2人の男性。(2019年アメリカ)

↓ 普通に考えて無理だと思う。

19. ATMを破壊しようとダイナマイトを使用、しかし量を間違えて建物の崩落に巻き込まれて死亡した強盗犯2人。(2009年ベルギー)

20. 偶然発見した古い雷管が起爆しないことを証明しようと、口にくわえて友人に電線を繋がせたところ、爆発して死亡。(2005年ベトナム)

悪ノリもほどほどに…

21. チワワ州のクリスタルの洞窟において、天井から生えている巨大なクリスタルを盗掘しようとしたところ、落ちてきたクリスタルの下敷きになり死亡。(2001年メキシコ)

↓ たしかにこんなのが上から落ちてきたらひとたまりもない!

22. 虐待していた同棲相手の10歳の息子に包丁を持たせ、「俺が憎いなら刺してみろ」と挑発、一度包丁を置いた息子になおも包丁を持たせて刺すように挑発、ついに刺殺された男。救急センターで発した最期の言葉は「ガキがこんなことをするなんて信じられるか?」(2000年アメリカ)

自業自得。子供が気の毒でしかない。

23. 手榴弾を使って煙突掃除クリーナーを制作中に、爆発して死亡。(2005年クロアチア)

自らの愚行により死を招いてしまったり、性器を失ってしまった受賞者たち。人の生死にまつわる珍事を笑うのはいかがなものかとは思いますが、しかし思わず「ええっ?!」と仰天せざるを得ないありえないエピソードばかりですね。

プレビュー画像:©︎Pinterest/drollfeed.net

驚くべき愚行により命を落とした者に捧げる「ダーウィン賞」歴代の受賞者たちの事例に開いた口が塞がらない!