【死ぬまでコーヒー飲み続ける刑】18世紀スウェーデンの残酷な拷問。しかし驚くような健康効果が現れた!

人類の歴史は残酷です。身勝手な理由で、当たり前のように人を傷つけていた時代もあります。 その負の歴史の一つに、拷問があるでしょう。いかなる理由があれど、人を極限まで肉体的に苦しめる拷問は行われるべきではありません。しかし、拷問したつもりが、逆にその人を健康にしてしまった世にも稀なケースも存在します。

その笑い話のような出来事が起こったのは、18世紀スウェーデンでした。

Gustavus III

 

1772年、グスタフ3世はスウェーデンの王となりました。スウェーデン国民からもっとも慕われた王の一人であり、スウェーデンの紙幣に肖像が使われるなど歴史的にも重要な人物として扱われています。そんなグスタフ3世、ひとつだけ苦手なものがありました。それはコーヒーです。その苦さが口に合わず、グスタフ3世は飲み続けると徐々に体が弱って死んでしまう毒だと思い込んでいたと言います。

Real coffee

そんなグスタフ3世、コーヒー嫌いが高じてか、殺人を犯して捕まった囚人に、「毎日コーヒーを飲み続ける刑」を科したのです!その効果のほどを見極めるため、同時にもう一人の殺人犯には「毎日紅茶を飲み続ける刑」を科しました。2人の犯罪者には、それぞれに監視のための専属の医師がつきました。「苦くて黒い毒」を少しずつ毎日与え続けるという世にも残酷なこの拷問。そして驚きの結末が訪れます。

Prisoners

なんと、監視のための医師たちの方が先に死んでしまったのです。コーヒーや紅茶を飲まされていた囚人2人はピンピンしていたと言うのに、これは一体どういうことでしょう。グスタフ3世はさぞや困惑したことでしょうが、拷問は続きます。そしてついに、次の死者が出ます。

それは、グスタフ3世本人でした。グスタフ3世は、この拷問の行方を見届けることなく、仮面舞踏会で暗殺されてしまったのです。46歳でした。しかし、相も変わらず、2人の囚人はピンピンしていました。

結局、長い時を経て、次に死んだのは紅茶を飲まされ続けた囚人でした。そして最後までしぶとく生き続けたのは、コーヒーを与えられた囚人だったのです。平均寿命が40歳程度だったと言われるその時代に83歳まで生きたと言われています。とんでもない大往生をしたのは、他でもない「苦くて黒い毒」を飲み続けた人物だったのです。

#coffee

実際、コーヒーが健康に良い可能性があると言うのは、近年の研究でも証明されています。2015年には、東京大学と国立がん研究センターが「緑茶やコーヒーを飲む習慣がある人は、心臓病や脳卒中による死亡リスクが低い」と言う研究結果を発表しています。またコーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が多く含まれており、血液をサラサラにしてくれる効果も期待できるのです。

Woman drinking coffee

いかがでしたか?この出来事だけでコーヒーが健康に良いと断定することは出来ませんが、適量なコーヒーは健康に良い可能性があることを示すには十分なエピソードでしょう。ただし、これはあくまでも「適量」の話であって、カフェインの過剰摂取は当然、健康リスクを増やします。間違っても飲みすぎないように注意してくださいね。それにしても、「毒」であるはずのコーヒーを与え続けているにもかかわらず、日に日に健康になっていった囚人を見て、グスタフ3世はどんな気持ちだったのでしょうか。このエピソードは、意固地にならずに、何事に対しても柔軟に対応することの重要性も同時に伝えているのかもしれませんね。

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