ネットで話題
渋谷に突如現れた被り物を被った中国人。しかし段ボールから取り出したものに言葉をつまらせた
中国・武漢市から広がったコロナウイルスは、今や5大陸に広がりを見せており、日本国内でもついに全国の小中高校に臨時休校の要請が出されるなど、大きな影響が出ています。
《総理の動き》本日(2月26日)安倍総理は官邸で第14回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催しました。会議では、新型コロナウイルス感染症への対応について議論が行われました。 (1/3) pic.twitter.com/P3iFzvYMCl
— 首相官邸(災害・危機管理情報) (@Kantei_Saigai) February 26, 2020
以前こちらの記事では、マスク不足に悩む中国のために日本がマスクを含めた物資を中国へ支援した話を紹介しました。
しかし、「日本国内でもマスクが不足していると言うのに、中国に支援している余裕などないだろう」と言う批判の声が多く聞こえてきたのも事実。
そんな中、渋谷・ハチ公前広場で撮影された動画が、大きな話題を呼んでいます。
実際にその動画をご覧ください!
着ぐるみを着た人物が、「武漢からの恩返し」と書かれた段ボール箱から1つ、また1つと道行く人に何かを配っています。何でしょうか?
ああ、これは!日本で品薄状態が続いている、マスクではありませんか!
この光景を撮影した映像は現在までに中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などで1900万回以上も再生されました。
着ぐるみの中に入っていたのは、来日10年になる中国人女性でした。女性は、中国が日本へ伝染病をもたらしてしまったことに申し訳ない気持ちを抱えていたそう。しかしそんな状況にもかかわらず武漢に支援物資を送ってくれた日本人に感銘を覚え、武漢市民を代表して恩返しをしたかったのだそうです。
配られたマスクは約1000枚で、主に中国から通販や知人などを通して集めたと言うことです。
中国の多くの人は、自国が苦境に立たされているにもかかわらず中国を助けてくれた日本に強い恩義を感じているようです。日本と中国、国境を超え人々が力を合わせる姿はきっと両国の人々に感動を与え、そして勇気づけたことと思います。
