ちえとくをフォローする

アンビリーバボー

直感を軽く見てはいけない理由

直感、予感、第六感……どんな呼び名でもいいですが、何かがおかしいと警告を発してくれるこの感覚。多かれ少なかれ、誰もが感じたことがあるのではないでしょうか。

インターネットのプラットフォームredditでは「『何かがおかしい』と直感した、今までで最も怖い体験は?」という質問に多くの人が回答しています。これらのエピソードを読むと、自分の直感をバカにしてはいけないことがよく分かります。

1. 第六感が命を救う

「私ではなく、彼女の直感が私たちの命を救ってくれました。

10年ほど前の1月か2月に、シカゴのダウンタウンで二人で立って煙草を吸っていました。ふと彼女が不安そうな顔で『この場所、なんだか嫌だわ』と言いました。『こっちに来て』と言われて数歩(3メートルほど)歩いたところで、突然、巨大な氷の塊が建物から落ちてきたのです。私たちが立っていたまさにその場所で氷の塊は地面にぶつかり粉々になりました。移動していなかったら、二人とも間違いなく押しつぶされて死んでいたでしょう。

あまりの衝撃に、人通りの多い通りで誰もが足を止め、口をあんぐりと開けて私たちを見つめていました。時が止まったかのように静まりかえっていました。信じられない光景でした。それ以来、彼女を見る目が変わりました。彼女はなぜ危険を察知できたのかわからないと言いますが、間違いなく彼女には第六感的なものがあったのでしょう」 ( © Reddit/InsomniacPHD )

Danielle

2. 事故を予知した怖い経験

「イギリスの田舎道は狭く曲がりくねっています。ある日、車を走らせていると、目の前に自転車の人が見えました。道の真ん中をヘルメットもかぶらず、見通しのきかないカーブに向かっていました。その時、突然感じたのです。そのカーブから車が出てきたら、自転車にぶつかり、自転車の人が私の車にぶつかってしまうと。車の音や姿が見えたわけではありませんが、まるで”運命”が見えたかのように事故の映像が頭の中に現れたのです。

私はすぐにブレーキを踏み、クラクションを鳴らして路肩に停車。自転車の人はびっくりして、生け垣の方によろめきました。その直後、バカなティーンエイジャーがカーブをスピードを上げたまま曲がり、数センチの差で私たちを横を通り過ぎたのです。もし私たちがまだ道路にいたら、高速で突っ込んできた車が自転車もろとも私の車に衝突していたでしょう。

私はパニックになり、自転車の人がやってきて私を落ち着かせてくれたほどでした。記憶は曖昧ですが『あなたは死んでいた』と何度も言っていました。私は信心深くはありませんが、それ以来、霊感を信じるようになりました。(© Reddit/Hot_potatoos )

Autumn curve

3. 人の本質がわかる

「会うと、なぜか身の毛がよだつような嫌な感じがする知り合いが2人いました。そのことを共通の友人たちに率直に話しましたが、『なぜそんなことを言うのかわからない』という反応で、気まずい思いをしました。でも、私自身もなぜ彼らが嫌いなのか具体的に説明できませんでした。

1人目の男は子どもを車に誘い込もうとして捕まり、逮捕されました。2人目は児童ポルノ画像を配布して逮捕されました。 (© Reddit/dafante96 )

handcuffed arested

4. 子どもの直感

「私は覚えていないのですが、母はとても鮮明に覚えているようです。

私が3歳のとき、母は友人たちと隣町のバーに出かける準備をしていました。若くして出産した母は、週末、よく友人と出かけていたのです。でも、この夜は、普段は聞き分けのいい私が、人生最大の癇癪を起こしました。母が出かけようとすると物を投げ、泣き叫び、激しく暴れます。母は私の様子がいつもと違いすぎるため、困惑して、私をベビーシッターに預けることは諦めました。母の友人は去り、母は私と一緒に家に残りましたが、癇癪を起こした私に怒っていました。

翌朝、母と私は祖母の家まで歩いて行き、電話を使いました(まだ携帯電話がない時代です)。母が昨晩のことを聞くために友人の家に電話をかけると、友人の母親が出ました。友人の家族は一晩中、母と連絡を取ろうとしていたと言います。交通事故があったのです。運転手以外、母の友人は全員亡くなっていました。もし、母が一緒に出かけていたら、きっと母も亡くなっていたでしょう

この日のことを思い出すと、母は今でも胸が痛むと言います」(© Reddit/winecountrygirl )

temper tantrum allready??

5. 父の直感

「子どもたちが寝静まると、私はよくウイスキーのボトルを隠してある納屋に行きました。一杯やりながら、その日のことを考え、亡くなった妻のことを思い、気持ちを落ち着かせるためです。

当時、帰還兵だった私はPTSD(心的外傷後ストレス障害)にひどく悩まされていました。それに加えて、妻を亡くしたばかりで、私のことをよく知らない2人の子どもを育てるストレス、海兵隊を辞める前に負った大火傷の痛みもあり、私は極度の自殺願望を持っていました。

ある夜、私は家族への長い手紙と子どもたちへの手紙を書き上げ、遺言書や財務書類などとともに台所のテーブルに置きました。そして、40口径のピストルを持って納屋に出かけ、酔っ払ってから一発食らわすつもりでした。今までの人生で一番落ち込んでいました。

突然、父が納屋に入ってきました。父は車で2時間ほどかかる離れたところに住んでいて、ここ2週間ほど話もしていませんでした。

父は銃を手に取ると、何も言わずに銃を片付けました。夜10時半に何をしているのかと尋ねると、父は『嫌な予感がしたんだ。話そう』と言いました。

父が泣くのを見たのはその時だけです。戦争でのそれぞれの恐しい体験について詳しく話したのもその時だけです。

あの夜、父は私の命を救ってくれました。それ以来、私は父に恥じない生き方をしています。 (© Reddit/Cordero_Biggs )

bryan hug

6. 友情の始まり

「80年代後半のことです。

夜中の2時頃、帰宅していたとき、通りの向こう側をドラァグクイーンが歩いていました。ショーが終わった後だったのでしょう。ドレスアップした派手な姿のままでした。酔っ払った輩が6人ほど付きまとっているのが見えました。私は何かが変だと感じたので、通りを渡り、彼女に近づき、挨拶をして、自分の名前を名乗ってから、『お宅までお送りしますよ』と言いました。私たちは腕を組み、彼女の家へと歩みを進めました。酔っ払いたちは彼女を脅したり、侮辱したりしていました。結局、翌朝のニュースで、この地区で夜にさまざまな暴力事件があったことがわかりました。

私が家まで送ったドラァグクイーンのビビは、彼女が亡くなるまで25年来の友人となりました。イタリア系のタフな父もビビが気に入って、仕事が終わるとよく家まで送ってあげていました(父は音楽家なので勤務時間も遅かったのです)。父が病気になったときは、ビビは母を手伝って、父を看病してくれました。父はビビが自分の葬式に女装して来ることを強く希望しました。葬儀では、この180cmのアイルランドのドラァグクイーンがどうして私の父を知っているのか、誰もが疑問に思っていて、私たちはずっと笑っていました。父は実にひねりの効いたユーモアのセンスを持っており、ビビもそうでした。

この話の教訓は、もし誰かを助けるべきだと感じたときは、その直感はおそらく正しいということです。 (© Reddit/FlamingWhisk )

Alexia, a drag queen

7. 悪い夢

「ある週末の早朝、突然目が覚めて、携帯電話をチェックしました。悪い夢を見ていたようで、チクチクとした痛みと心臓の高鳴りを感じました。携帯電話には、数時間前に送られた親友からのひどく感情的なメッセージがありました。私は彼の家に駆けつけ、鍵のかかっていない玄関で彼の名を呼びました。最悪の事態になる寸前でしたが、幸い、彼はまだ生きており、私は彼がまた自殺しようとしないように説得することができました。彼は今、修士課程を修了し、医学部に入っています」 (©Reddit/throwawaystheway1013 )

Venessa

8. 誰かがいる!

「私は不動産の写真撮影をしています。ある日、空き家で一人で撮影していました。一人だったのに、家の中に誰かがいるような強い違和感がありました。その感覚は鳥肌が立つほど強烈で、吐き気を催すほどでした。

私は小心者ではありませんが、そのときは暗闇に怯える小さな子どものような気分でした。念のため、クローゼット、バスルーム、ベッドルームなど全ての部屋をチェックしましたが、誰もいません。それでも、誰かがいるような気がして、最後の写真を撮ると、すぐに家の外に飛び出してしまいました。外に出ると気分は良くなったのですが、まだ不安な気持ちが残っていました。

私が家の前の写真を撮り終えたとき、不動産エージェントの夫婦が車でやってきました。そして『ハウスクリーニングは終わってる?』と聞かれました。私が『大丈夫そうです』と答えると、夫妻は家の中に入っていきました。裏庭を撮影していると、窓の人影が視界の隅に入りましたが、そこに3人の姿が見えました。彼らは2人だけで車で来ていたのに、3人目がいたのです。

実は家の中にはハウスクリーニング業者がまだ残っていたのです。彼女は刺青のある大男(私)が家に入ってくるのを見てパニックになり、キッチンの食料庫に飛び込んで隠れたそうです。私がカメラマンだと気づいたときにはもう遅く、出てきても気まずいので、ずっと食料庫にいたそうです。食料庫の前を通り過ぎるときに目の端で彼女を見たのかもしれません。あるいは彼女の香水の匂いや息づかいを感じたのかもしれません。私の潜在意識は誰かがそこにいると叫んでいました。あんなに家の中にいるのが不快だったことはありませんでしたが、後の笑い話になりました。(© Reddit/oppapi666 )

Hiding

自分の心の声に耳を傾けることがいかに大切か、おわかりいただけたかと思います。結局のところ、私たちは太古の昔から生きるか死ぬかの判断を続けてきたのですから、自分の直感力を信じるべきなのでしょう。

出典: boredpanda , reddit

プレビュー画像:© Flickr/Laszlo Becskereki