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イケメンのテニス選手は「優勝を日本人の少女に捧げる」と叫んだ その理由を知った時胸が熱くなった
先日、フランスの都市リヨンで行われたテニストーナメント「ATP250リヨン」。
そこで優勝のトロフィーを掲げる、若いテニス選手の姿がありました。
彼の名は、ステファノス・チチパス、22歳。
ギリシャからやって来た、新進気鋭のテニス選手です!
身長193センチの恵まれた体格から繰り出されるダイナミックなプレーは、ギリシャのみならず、世界中の観客の目にとまりはじめました。
テニスがまだまだマイナーであるギリシャにおいて、チチパスは希望の光のような存在なのです。
そんな絵に描いたようなヨーロッパのイケメン風な容貌のチチパスですが…
件の「ATP250リヨン」優勝を果たした際、ある日本人少女の名前を出したこと、ご存知ですか?
「この優勝を11歳の日本人の少女に捧げたい…」
その言葉は、チチパスが優勝スピーチをした際に発したものです。一体どういうことなのでしょう?
実はチチパス、3年前に母親を亡くし、今はうつに苦しんでいる日本人の少女と、文通していると言うのです!
その少女の名前は、レイコ。
「レイコはテニスコーチだったお母さんを3年前、8歳の時に亡くしてしまったんだ。今はうつに苦しんで病院にいて、お父さんだけが支え。僕はレイコにたくさんメッセージを送り、話をしたんだ。この優勝を、彼女に捧げたい」
「今年オリンピックで東京に行く時に、レイコと会って、一緒に時を過ごせたらいいなと思っているよ。彼女は今、とても苦しんでいるから…僕は少しでも彼女の助けになりたいんだ」
チチパスは、自身のテニス選手としての活躍が、誰かの励ましになってくれればいいと心の底から願っているのです。
しかしどうして、文通の相手として日本人を選んだのでしょうか?
実はチチパス、伯母が日本人と結婚している縁もあり、日本が一番大好きな国なんだそう。大好きな国の子供を励ますことができるのであれば、チチパスにとってもきっと、本望に違いありません。
テニス選手としての実力はもちろんのこと、その端正な容姿と、そして何よりも心優しい性格で世界から注目を浴び始めたチチパス。
彼の今後の注目に期待すると同時に、レイコさんがチチパスの活躍に励まされ、元気を取り戻すことを願ってやみません。
