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猫はほとんど「左利き」!知る人ぞ知る猫の事実15選
古くから猫は不思議な力を持つ神秘的な動物だと言われています。古代エジプトでは猫を神として崇拝しており、万一猫を殺してしまった場合は死刑となったそうです。現代でも国や地域によっては神の使いだと崇められており、日本にも猫を守り神として祀っている寺院は数多く存在します。
どこか謎めいたオーラに包まれたミステリアスのにゃんこたち。世の猫好きさん達がその魅力に夢中になるのも無理はありません。マイペースでつかみどころのない猫の不思議な魅力の秘密に迫る、知られざる「猫の秘密」を紹介します。
1. 指紋の猫バージョン
人間と同様に、猫にも個体別の「指紋」があります。人間とは異なり、猫の場合は鼻にその模様があります。
2. 猫の生涯睡眠時間
人は平均して人生の4分の1から3分の1を寝て過ごします。猫の場合は生涯の2分の1から3分の2。すなわち12年の寿命の猫の場合、少なく見積もっても一生のうち6年間を眠りの世界で過ごすのです。確かに、しょっちゅう寝てる気が…
3. 体内コンパス
猫は方向感覚が抜群。遠くまでパトロールに出かけてもしっかり帰ってくる猫の帰巣本能について長年研究されてはいるものの、詳しいことは未だ解き明かされていません。おそらく騒音や太陽の角度から方向を読みとっているのではないかと専門家らは推定しています。
4. 地震予知能力
体内コンパスに加え、猫には地震を予知する能力も備わっています。地震の振動を敏感に反応するだけでなく、人間が地震発生を体感するよりも10分から15分も前に地震の到来を察知することができるのです。
5. 世界最大の猫
「サバンナの王者」の名にふさわしい、堂々とした風格漂うライオン。意外にも猫科最大の動物ではありません。世界最大の猫科の称号に輝くのは「ライガー」。人為的に雄のライオンと雌のトラを掛け合わせた交配種の雑種動物です。ライガーは体長3メートル以上、体重は350キロを超えます。現在生息している世界最大のライガー「ヘラクレス」の体重はなんと450キロ!
6. 世界最小の山猫
世界最小の野生猫「クロアシネコ」はあまりにも小さすぎて、野生の個体を見つけるのも難しいくらいです。雌は頭から尻尾の先まで約50センチしかありません。体重は1,2キロ、家猫と比べてもかなり小さなワイルドキャットなのです。
Wikipedia/Charles Barilleaux/Suspicious Black-Footed Cat/CC BY 2.0
7. 人間との類似点
「もしかしたら、中に小さな人が入っているのでは?」愛猫の行動にふとこんな疑念に駆られたことはありませんか? そう思うのも無理はありません。アメリカの動物学者の発表によると、猫は人間と似通った脳構造を持っているそうです。しかも解剖学的構造だけでなく、情報処理方法においても類似性が見られるとか。
8. 黒猫は不吉?
「黒猫が目の前を横切ると不吉」そんな迷信、一度は耳にしたことがあるはずです。しかしそんな通説とは反対に、国や地域によっては黒猫は幸運を運んでくれる縁起の良い生き物だとするジンクスもあります。
9. 水が苦手?
全ての猫が冷たい水に濡れるのが苦手だという訳ではありません。「スイミングキャット」の別称を持つ中東原産の猫「ターキッシュ・バン」は水中で遊ぶのが大好き、器用に泳ぐこともできます。しかし、水が大好きすぎて、飼い主の入浴中にバスタブに飛び込んでくることもあるため、入浴中は浴室のドアを閉めておくのが暗黙の了解だとか。
10. 世界最高齢の猫
家猫の平均寿命は約15歳。しかしテキサス州のご長寿猫「クリーム・パフ」(1967年〜2005年)は38歳まで長生きしました。もちろん、世界最高齢猫としてギネスに登録されています。全猫未踏のクリーム・パフの長寿の秘訣は卵やベーコン、野菜とコーヒー(!)という絶妙な食生活にあると考えられています。
Reminder that cat longevity champion Creme Puff lived to 38 on a diet of bacon, eggs, asparagus, broccoli, and coffee with heavy cream pic.twitter.com/ItLuMYojfs
— J Corwin 🏴 (@outlawpoet) 28. August 2017
11. 最古のお墓
長い間、世界で最も古いペットとしての猫の歴史は古代エジプトに遡ると考えられてきました。しかし、この定説はキプロスで数年前に発掘されたある遺跡により覆されました。新石器時代の墓から飼い主と一緒に埋められた猫が発掘されたのです。埋葬されたのは約9500年前。古代エジプト文明よりも遥か数千年も前にすでに猫は人と暮らしていたのです。
Imgur/PinataStuffedWithScience
12. 世界で最も人気のある猫の品種
猫によって個性もそれぞれですが、猫の種類によっては特に人気を集めている種もあります。欧米ではペルシャ猫、メインクーン、ブリティッシュ・ショートヘアとロングヘアが人気ランキングの上位に入っているそうです。でも、どの猫も可愛い!
13. 左利き
人間は右利きが大多数を占め、左利きはわずか10〜16%と少数派です。でも猫は逆のようです。研究によれば猫のほとんど、雄の場合は特に、左利きの猫が圧倒的に多いそうです。
14. 基本的に汗はかかない
猫は体のごく一部にしか汗腺がありません。手足の肉球にある汗腺から汗をかくのです。
15. スパイ防止活動
モスクワのオランダ大使館で飼育されていた2匹のシャム猫が、何度も壁の特定の場所を引っ掻いていたそうです。不思議に思った大使館職員が壁を調べてみたところ…なんと壁の内部にロシアの諜報員によって仕込まれた盗聴器が出てきたそうです。
猫の知られざる15の秘密、いかがでしたか? 一筋縄ではいかない猫の魅力を一言で語ることはできませんが、猫をまた新たな視点から見ることができるかもしれません。
