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【そんな理由で?】映画の配役の決め手となった驚きのキャスティングのウラ話8選

映画の成否の鍵を握るキャスティング。映画の雰囲気にピタリとはまる配役ができれば、映画の成功はほぼ決まったようなもの。日本では人気役者やアイドルを看板にする映画が多いのですが、ハリウッドの厳しい世界では、「スター=成功」という方程式は通用しません。

では、キャスティングの決め手となるのは一体何なのでしょう?この記事では、大成功を収めたハリウッド映画のキャスティングのウラ話をご紹介します。なかには「そんな理由で選ばれたの??」とビックリしてしまうものもあるかもしれません。

1. ジェニファー・ローレンス

 
 
 
 
 
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ジェニファー・ローレンスが初主演を務めた映画『ウィンターズ・ボーン』は、低予算のインディペンデント映画。しかし、当時19歳だったジェニファーは、問題を抱えた家庭の17歳の少女の役を得るために執念とも言える行動をとりました。当初、監督は、この役に抜擢するには彼女は「可愛すぎる」と考えていました。ジェニファーは、それに屈することなく、ニューヨークに飛び、1週間お風呂に入らず、メイクもせず、みぞれが降る中、13ブロックを歩き、バサバサの髪の毛でオーディションに臨みました。そして彼女は見事この役をゲットし、本作で第83回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされました。

2. ベン・アフレック

デヴィッド・フィンチャー監督は、映画『ゴーン・ガール』の主人公の男性について、具体的なイメージを持っていました。「映画では、(主役の)夫が、カメラマンに求められて失踪した妻の写真の横に立つシーンがあるんです。その時、夫はいかにも作り物っぽい笑顔をする。その笑顔ができる俳優を探していました。私はGoogleの画像検索で、アフレックが同じ笑顔で写っている写真を50枚ほど見つけました。それで、彼がこの役にぴったりだと思ったんです」とフィンチャー監督は語っています。

3. エマ・ワトソン

ハリー・ポッターのキャスティングは、かなり長い時間を要しました。ハーマイオニー・グレンジャーを演じる人が見つからなかったのです。ハーマイオニーのキャスティングを絞り込む中、作者のJKローリングは、エマはハーマイオニーにしては「可愛すぎる」と考えていました。でも、エマと電話で話したとき、JKローリングは自分が適任者を見つけたと確信したそう。10歳のエマはおしゃべりで、マシンガンのように喋り続けるため、ローリングは話す機会がなかったほど。そんな頭の回転の速さや知的で生意気な雰囲気がハーマイオニーにぴったりだと考えたのです。

4. ソフィー・ターナー

 
 
 
 
 
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『ゲーム・オブ・スローンズ』のサンサ役でブレイクしたソフィー・ターナー、大役ゲットに役立ったのは、なんとSNSのフォロアー数。「オーディションでは私より演技の上手い女優が残っていたけど、参加者の誰よりもインスタグラムのフォロワー数が多かった私が残ったの」と自ら告白しています。

5. クロエ・グレース・モレッツ

マーティン・スコセッシ監督は、映画『ヒューゴの不思議な発明』では、すべての俳優をイギリス人にしたいと考えていました。クロエ・グレース・モレッツはジョージア州アトランタ出身のアメリカ人ですが、とにかくスコセッシ映画に出演したかったので、イギリス訛りを完璧にマスターし、オーディションに臨みました。

スコセッシ監督はオーディションでクロエがイギリス人だと疑わなかったそうです。しかし、オーディションの最後に彼女がアメリカ訛りに戻してお礼を言うと、スコセッシ監督は「すっかり騙された!」と大いに感銘を受け、クロエ・モレッツはこの役を手に入れました。

6. ウェイン・ナイト

ウェイン・ナイトは映画『ジュラシック・パーク』のキーパーソンであるおデブなエンジニアを演じたことで有名です。ウェインはスピルバーグ監督から直々に電話でオファーを受け、この役をゲットしました。その理由は「汗」。スピルバーグ監督は、『氷の微笑』の尋問シーンでウェインが大量の汗をかいていたのが印象的だったそう。スピルバーグは「SF映画には汗かきの俳優が必要」と考えていたそうです。

7. マシュー・マコノヒー

マシュー・マコノヒーもまた、そのルックスから最初は相手にされなかった一人でした。リチャード・リンクレイター監督は、映画『バッド・チューニング』に出演するには、彼があまりにもイケメンすぎると判断したのです。しかし、オーディションでのマコノヒーの迫真の演技を見て、監督は考えを改めました。ただし、条件として、無造作な口ひげを生やすことを課したそう。もちろん、マシューに異存はありませんでした。

8. ケイト・ウィンスレット

まだ無名の新進女優だったケイト・ウィンスレットが映画『タイタニック』のローズ役をゲットできたのは、彼女の「ガッツ」のたまもの。タイタニックの脚本を読み、猛烈に感動した彼女は、まずエージェントからジェームズ・キャメロン監督の電話番号を聞き出し、「自分こそが完璧なローズ・デウィット・ブケイターです」とストーカーばりに電話をかけまくります。さらに、ケイトは「あなたのローズより」と書いたバラの花束を監督に贈ったことさえあったそうです。その粘り強さとガッツが、最後には報われ、彼女が大ブレイクしたのはご存知の通りです。

キャスティングは映画の運命を左右するもの。不思議な偶然、監督や脚本家の采配、俳優のガッツと執念など、キャスティングのウラ話を知ってから、映画をもう一度見るのも面白そうですね。

 

プレビュー画像: ©Instagram/jennifer_lawrence_officiel