ジーンとくる話
【認知症の犬と猫】立つ事すらままならない老犬を見つめる猫。次の瞬間猫がとった信じられない行動に感動した。
Twitterユーザーのひだまり日和(@hinatabocco.3)さんには我が子の様に可愛がっているワンコとネコがいます。犬の名前はしの(メス・推定17歳)で、猫の名前はくぅ(オス・7歳)です。2匹とも保護犬・保護猫で、元の飼い主に捨てられて徘徊していた所をひだまり日和さんに見つけられ、この家へやってきました。
くぅは、しのに初めて出会った時から彼女に一目惚れだったそうで、くぅの猛アタックの結果最初は嫌がっていたしのもいつしか心を許す様になったそう。しかし残念な事に、しのちゃんは3年前に認知症を発症してしまいます。それ以来自力で立ち上がることも歩くことも困難な状態になってしまいました。
下の動画でまずしのちゃんの認知症が発症する瞬間をご覧ください。
ある夏の日のグルグル介助
しののアゴの下にグイッと入って
自分の背中で、しのを休ませるのが
くぅの得意技のひとつ。#老犬 #老犬介護 #柴犬 #犬と猫 #仲良し犬猫 #猫 #猫好き pic.twitter.com/P7pcyHyHvE— くぅとしの (@hinatabocco_3) 2018年1月24日
ご覧のとおり、しのは認知症が原因で同じ所を何度も何度もグルグル徘徊する様になってしまいます。しかしいつの日からか、それを見たくぅは自然としのの前に立ち止まり、徘徊するのを止めるようになったそう。さらに重い頭を自力で支える事すら難しくなってしまったしのちゃんの顔の下に先回りし、自分の頭を支えにしてふらついたり倒れない様に面倒をみるくぅ。
グルグル中のしのを背中休ませ中。
でも しの歩きたいって。#シニア犬#老犬介護#老犬#柴犬#ねこ#猫#猫好き#仲良し犬猫#犬と猫 pic.twitter.com/ZWc66IgwLU
— くぅとしの (@hinatabocco_3) 2017年11月29日
実はしのちゃんが動物病院で認知症と診断を受ける前から、くぅはその異変に気づいていた様で、徘徊などを始めると「ニャーニャー」と鳴いて、飼い主さんにしのちゃんの異常を知らせてくれたそうです。その賢さと優しさに脱帽ですね。現在くぅは24時間体勢でしのにつきっきりで介護をしているそうです。もちろんしのが横になって休んでいるときにも、くぅには大事なお役目があります。しのちゃんの頭が枕から落ちているのを見ると…
ぴったんこ〜〜 pic.twitter.com/8elwAz2uug
— くぅとしの (@hinatabocco_3) 2018年1月17日
この様にくぅは自分の顔でしのの体勢を優しく直してあげるのです。種は違っても、恋人の様に仲の良い2匹は一緒にいれるだけで幸せそう。実はくぅには他にもしのに対してよくする行動があります。それは…
ゆっくり寝られるように
おまじない pic.twitter.com/vkVnYgqglF— くぅとしの (@hinatabocco_3) 2018年2月5日
そう、チュウです。その姿はまるで愛おしい人に対してキスをする人間の恋人の様です。犬と仲良しなだけでも珍しいのに、介護もしてくれる猫ちゃんがいるなんて驚きです。しかし、そんなくぅにも猫らしい一面がある様で…
のけぞったり
口がなかなか開かなかったりするけど
しのさん、頑張って食べてます。
そして、いつもの くぅです✨#ごはんドロボー pic.twitter.com/yvzAIaPpg4— くぅとしの (@hinatabocco_3) 2018年2月12日
しのちゃんのエサの時間になるとどこからともなく現れ、そのおこぼれに預かるごはんドロボーに変身するそうです。
しのちゃんはくぅのしのちゃんなのだ!
#シニア犬#老犬#柴犬#ねこ#猫#猫好き#仲良し犬猫#犬と猫 pic.twitter.com/QSUdfxSooY
— くぅとしの (@hinatabocco_3) 2017年11月27日
片時も側を離れず大好きなしのの介護をするくぅを見ると自然と目頭が熱くなります。認知症という病と戦いながらですが、2匹には少しでも長い間共に幸せな時間を過ごしてもらいたいですね。
追記:2018年3月7日14時45分頃、しのは天国へと旅立っていきました。ひだまり日和さん(@hinatabocco.3)曰く、くぅはしのが天国へと召された前夜、何かに怯えて不安気な様子だったそうです。虹の橋を渡って行ったしのは、きっと今頃元気に天国の芝生を駆け巡っていることでしょう。