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感動の結末:小さな男の子が母親のFacebookを使って65年来の謎を解き明かす

クリフォード・ボイソンは66歳のアメリカ人男性です。アイオワ州のダベンポートで一人暮らしをしているクリフォードは、これまで人生のほとんどを一人で過ごしてきました。

クリフォードが両親を失い、たった一人の姉と離ればなれになったのは3歳のときでした。姉と弟は別々の孤児院に入れられ、それぞれ違う家族へと引き取られていったのです。それ以来、行方の分からない姉のことをクリフォードはずっと思い続け、探し続けていました。60年以上たった後もきっといつか再会できると信じていたのです。

Youtube/Today’s Hots

そんなクリフォードに幸運を招いてくれたのは、近所にすむ7歳のエディでした。エディは、クリフォードの住む家の大家の息子でクリフォードのことを「おじいちゃん」と呼ぶほど二人は親しい仲でした。

エディはあるとき、クリフォードに姉探しの話を聞かされ驚きました。

「誰もこんな寂しい思いをしちゃいけない」

そう考えたエディは、あるアイディアを思いつきます。それは、クリフォードのお姉さんをFacebookを使って探す、というものでした。しかしクリフォードもエディもFacebookのアカウントを持っていなかったため、エディは母親にお願いし、母と一緒に「ボイソン」という名字の女性を探し始めたのです。

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沢山の人が検索に引っかかりました。しかし数分後、エディはある女性の写真に釘付けになります。「写真が沢山あったけど、その中の一人がクリフォードにとても似てるような気がしてズームしてみたんだ。その女の人はクリフォードに本当によく似ていた。僕はそのことをママとパパに教えた」

その女性は、ベティ・ボイソン-ビラドーでした。

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エディの父親のグレンが、半信半疑ながらもこの女性に宛ててメッセージを送りました。驚くべきことに、やり取りを交わす中でこのベティが本当にクリフォードのお姉さんであることが判明したのです。そして、ベティもクリフォードと同じように、ずっと生き別れた弟との行方を探していたことが分かりました。

クリフォードが数十年探し続けても見つからなかった姉を、7歳の少年がものの数分で見つけてしまった瞬間でした。

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姉と弟は、クリフォードの暮らすダヴェンポートで再会しました。お互いの姿に、涙がこみ上げます。

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ベティを見たクリフォードの最初の言葉は「ママみたいに大きくなって」でした。ベティはその日、娘と孫娘を連れてきていました。

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ベティは、ミズーリ州に親子三代で暮らしています。いつでもクリフォードが遊びに来れるよう、ベティはクリフォードにスーツケースをプレゼントしました。そして、クリフォードにも家族がいること、一人ではないということを伝えました。

「これでクリフォードはもう寂しくない」エディは出演したテレビのインタビューでそう語っていました。

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クリフォードの物語はこちらの動画でも見れます(英語音声のみ): 

エディとベティが再会を果たしたのは2013年。以来、クリスマスやイースターは必ず一緒に過ごしているそうです。Facebookすごい!