スポーツ
背の高い50番の生徒はバスケットの試合中ボールを要求した そのままシュートかと思いきや…彼の行動に会場が湧き上がった
小中学校の体育の授業やクラブ活動などで、誰もが経験したことがある団体スポーツ競技。そんな時に活躍するのは、ほとんどが運動が得意な子たちばかり。チームメイトと連携し、チームワークを学ぶ目的とはいえ、どうしても個々の能力が目立ってしまいます。
ある1本のビデオが心温まるチームワークのシーンを捉えていました。
そのビデオがこちらです。
50番の器の大きさを見習いたい pic.twitter.com/sxZtcEPQdg
— 最多情報局 (@tyomateee) June 22, 2021
アメリカ、ウェスト・バージニア州の小学校で保護者によって撮影されたバスケットボールの試合の1シーン。そこには、一際背の高い50番の背番号をつけた男子生徒が、ボールを手にしたと思いきや、0番の生徒へボールを手渡しシュートをアシストするというシーンが収められていたのです。
ボールを手にしてから、ドリブルをするのかを思いきや、50番の生徒は0番の生徒の元へ。
シュートを決めようと一緒にボールを放つも1回目はうまくいかず…、しかし2回目は見事にシュートが決まりました!
その瞬間、会場全体には拍手と歓声が沸き、シュートを決めた0番の生徒はコート脇にいたコーチともハイタッチ!
ポーズを決めて大喜びの様子です。
この動画で、0番の背番号をつけていたのは9歳のオースティン・ウィーバー君。彼は3歳の時に脳性麻痺と診断されていました。動画を撮影した母親のクリスティーナさんによると、チームメイトやコーチは常にオースティン君をサポートしてくれているのだそうです。オースティン君の初めての試合では、チームメイトがずっと彼の手を取ってくれていたとのこと。
この日はシーズン最後の試合。50番の生徒だけでなく、きっと他のチームメイトもオースティン君の初シュートを願っていたに違いありません。仲間を思い遣る優しい動画は、見ている私たちの心も温かくしてくれました。
プレビュー画像:©︎Twitter/tyomateee
