野生動物に母乳を与えて育てるアマゾンの部族

アマゾン川の支流が張り巡らされた密林の奥深くには、未開拓の地域がまだ多く存在しています。 ここでは、新種の動物や植物を発見されるのも、そう珍しいことではありません。ときには外の世界とほとんど交流を持たない先住民に出会うこともあります。このアワ族の人々もその一例です。

Youtube/Gossip Clanka

彼らの生活の特徴は、部族の人々の間、そして自然との強い絆です。自然と調和して生きるアワ族の人々は、私たちの目からはやや極端とも見える習慣をもっています。動物を大切にかわいがるアワ族の人々は、飼っている動物を自らの母乳で育てているのです!アワ族の女性は、自分の子どもと同じように、リスやサルに母乳を与えます。人類学者はこれまで、こうした現象に出会ったことはありませんでした。

アワ族にとっては人間も動物も同じ家族の一員です。動物たちも、アワ族による外敵からの保護と食糧のお返しに、果物を取ってきたり木の実を割ってくれたりします。野生動物を助け、野生動物に助けられながら生きているのです。外の世界の人間にとっては、彼らの自然との親密な関係性を理解するのが難しいかもしれませんが、アワ族にとっては日常生活の普通の一コマにすぎません。大自然に囲まれ、動物と共に成長するアワ族の人々は、野生動物を友として暮らしていのです。

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ブラジル東部のアワ族の居住エリアは、人里はなれた地域にあり、彼らの約60%は外の世界と接触したことがありません。現在ここは保護区に指定されていますが、つねに違法な大規模農業や伐採者に存在を脅かされ続けています。

500年前、ポルトガル人入植者がやってきたとき、熱帯雨林には数万人のアワ族が平和に暮らしていました。しかし、入植者によってもたらされた病や虐殺により人口は急激に減り、また、それから逃れるために新たに遊牧民のような移動生活を余儀なくされた歴史があります。今ではその人口は300人を少し超える程度だとされています。

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しかし、彼らは今、消滅の瀬戸際に追い込まれています。部族の居住エリアは、外部からの病気や開拓によってどんどん狭められているのです。

この動画ではアワ族の人々の姿を見ることができす(英語のサブタイトルのみ):

外界から隔絶され、ジャングルの奥地で暮らす人々は、周囲の環境に適応した生活を形成し、独自の伝統と習慣を築いてきました。しかし、彼らはジャングルとともに、徐々に消滅へと向かっているのです。アワ族のような文化に生きる人々が今の場所で、誰からも邪魔されずに暮らせるよう、ブラジル政府によるアマゾン熱帯雨林の保護活動がより活発になることを願っています。

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