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ジョーク

ジョーク: 農夫を訴えようとする弁護士

大都市で活躍する超やり手の敏腕弁護士が田舎へ鴨狩りに行きました。上空を飛ぶ鴨を一羽仕留めたものの、獲物はフェンスの向こう側へと落ちてしまいました。

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弁護士がフェンスによじ登り越えようとしていると、トラクターに乗った高齢の農夫が近づいてきました。農夫は弁護士に何を探しているのか尋ねます。

「撃った鴨がこちら側に落ちたので、拾いにきたんですよ」と弁護士は答えます。

「そんなこたぁワシの知ったこっちゃない。こっちには入ってくるな!」と農夫。

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怒り心頭の弁護士は言い返します。「私はこの国のトップクラスの弁護士なんですよ。もしあなたが私に鴨を拾わせないというのであれば、 あなたを妨害と横領の罪で訴えて全財産を没収しますよ!」

農家はニヤリとすると言いました。「どうやらお前は、田舎のやり方っちゅうもんが全く分かっとらんようじゃな。こういう揉め事はな、この辺りのやり方で解決させるんじゃ」

「この辺りのやり方?」弁護士は尋ねました。

「それはの、最初にワシがお前を3回蹴って、それからお前がワシを3回蹴る。それをどっちかが降参するまで繰り返すんじゃよ」

しばらく考えた弁護士は、この年寄りなら簡単にやっつけれると判断しました。そこで「この辺のやり方」に合わせることにしました。農夫はゆっくりとトラクターから降りると、都会から来た高慢な弁護士の前に立ちはだかりました。

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最初の一撃、農夫の作業ブーツの先端が弁護士の股間を蹴り上げます。「!」思わず弁護士は膝をつきました。さらに容赦ない第二のキックが鼻に命中。弁護士は地面に倒れこみました。そこへ最後の一撃。弁護士はもう降参寸前です。

残された力を振り絞り、なんとか立ち上がると弁護士は言いました。「よし、じいさん、今度は私の番だ」

農夫はまたニヤリとすると、こう返しました。

 

「いんや、ワシの降参じゃ。鴨を拾ってもいいぞ」