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【彼の夢 それは…】生まれてすぐに火災で顔にひどい火傷を負った少年が7歳で養子に
アメリカ、ミズーリ州に生まれたディヴィオンは健康な赤ん坊でした。ほんの少しの間だけは…
7年前、まだ赤ちゃんだったディヴィオンが住んでいたアパートで大火事が起きたのです。燃え盛る激しい炎のなか、ゆりかごに無力に横たわっていたディヴィオンは消防士たちの懸命な救助活動で九死に一生を得ました。しかし、彼は家族を失い、顔と身体に重度の火傷を負ってしまいます。
救い出されたディヴィオンの身体は徐々に回復していきましたが、やけどの跡ははっきりと残ったままです。
過酷な境遇のディヴィオンに転機が訪れたのは5歳のとき。彼はベス・プランケットという女性に出会います。一男一女のいるシングルマザーであったベスが、ディヴィオンの里親になったのです。
ベスはディビッドをこの2年間愛情深く見守ってきました。ベスはこう言います「彼は美しい少年。私はすぐに彼を好きになった。私に引き取られた彼は幸運だと考える人が多いと思うけど、私も彼がいて同じくらい幸運なの」
「私は何よりも彼に幸せになってほしい。自分が愛されているといつも感じてほしい。そして目標を持ち、その目標を達成して、素晴らしいことを成し遂げてほしいと願っている」とベス。里親として2年間過ごしたベスは、今年、7歳になったディヴィオンを正式に養子に迎えました。
ディヴィオンのことを気にかけているのはベスだけではありません。彼を火災現場から救い出した消防士たちも、この少年を特別な存在だと考えています。地元消防署のエリック・スミス副署長と彼のチームは7年前に救出した赤ちゃんのことを決して忘れていません。
デイヴィオンの養子縁組が正式に決まると、消防隊のチームは特別に作られた消防ジャケットと帽子をデイヴィオンに贈りました。さらに、養子縁組の届けを出すベスとディヴィオンを消防車で裁判所まで送り届けることが許可されたのでした。
彼のために家の前で消防車が止まったとき、ディヴィオンはどれほど誇らしかったことでしょう!
デイヴィオンの将来の夢は「消防士」。彼は自分が救われたのと同じように、困っている人を助けたいと思っています。
困難な運命にもかかわらず、ディヴィオンが愛情深い家庭で育ち、多くの人たちのサポートを受けていることにホッとします。彼の夢が叶い、立派な消防士になる日が待ち遠しいですね。ディヴィオンに心からのエールを送ります。
プレビュー画像: ©Facebook/Deyvion’s Drastic Journey
