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路地で猫と思われる動物を発見したタイの女性。拾い上げた瞬間、目にしたことのないような有様に気づいた。

ある日、タイのチェンマイの近隣の住民は爆発音を耳にしました。その大きな轟音は、緩んで外れた街路の電線により引き起こされたものでした。

当初、事故の影響による深刻な怪我などの被害はないとみられていましたが、事故現場に通りかかったWalai Sriboonvorakulさん(49歳)は思わず目を疑いたくなるようなあるものに気がつきました。

それは感電の衝撃で前脚と尻尾を失くし地面に横たわる、推定1歳の哀れな猫の姿でした。

猫を保護したWalaiさんはこの瀕死の小さな命を決して諦めることなく、愛情を込めて「エイブル」と名付けました。

Walaiさん猫を自宅に連れて帰り、こうして猫・エイブルのリハビリ生活が始まりました。

今ではエイブルはすっかり回復し元気で幸せに暮らしています。

最初のうちは動くことにも苦労したエイブルでしたが、Walaiさんと息子Copterさん(26歳)の献身的な支えのおかげでより逞しく回復を遂げることができました。自由に動き回れるようになって以来、他のニャンコと同様に出歩くことに一切の問題もないようです。

エイブルはその歩き方から度々ティラノサウルスやカンガルーを引き合いに出されますが、確かにエイブルの歩行姿は人々の関心を惹きつけてやみません。

こちらの動画から自由に動き回るエイブルの様子をご覧ください。

「エイブルは家族の一員です」とCopterさんは語ります。「私はエイブルにとって兄のような存在です。毎朝私を起こしに寝室まで階段を上がってきます。」名は体を表すと言いますが、この猫は正にエイブル(Able = できる)の名前に相応しく人生の苦難を乗り越え、愛情に満たされた人生を送っているようですね。